トライアルレポートvol.3|神戸鈴蘭台高校×江藤洋平さん(株式会社みぎにひつじ)
■実施概要
日時:2024年9月13日(金) 10:50~11:40
2024年9月20日(金) 10:50~11:40
派遣先:兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校
地域講師:江藤洋平さん(株式会社みぎにひつじ)
・学校の「聞きたい!知りたい!」
1年生の「総合的な探求の時間」では、3年間にわたる探究学習の入り口として全員が少人数のグループに分かれそれぞれの日々の生活で感じるくらしの「疑問」や「課題」をもとにテーマを設定。グループごとのテーマについてインタビューやアンケートを活用してリサーチし、リサーチ結果や解決策を発表します。
リサーチをすすめる準備として、テーマ設定やリサーチ方法につて経験豊富な地域の方からアドバイスを”聞きたい!
・地域講師の「できる!知ってる!」
☆江藤洋平さん
神戸市東灘区生まれ、北区鈴蘭台在住。
株式会社みぎにひつじを立上げ、デザインとウェブを軸に地域の事業者や地域活動に取り組む団体の活動をサポート。
「ぐるぐると、まきこみ、まざりあい、かんがえて、くふうして、よりよい明日を想う。」ウェブエンジニアの奥様とミックスダブルスで活動中。
■10時50分~11時00分:授業開始、講師自己紹介
簡単な授業の流れを説明した後、講師の方々からの自己紹介が行われました。自身の活動や、北区への思い、専攻していた社会学とデザインの関りなど色んなお話がありました。生徒たちも興味深く講師の話を聞いていました。
■11時00分~11時40分(両日共通):各班からの発表、講師からのコメント
各班がそれぞれピックアップした研究テーマについて、テーマ設定の経緯や想い、リサーチ方法について発表。「洋食・和食のBMIの差と食べる時間帯による体重の変化」、「睡眠パターンと成績の関係」「外国人観光客向け公共交通利用支援アプリの有用性」「坂を上る人の心理的負担軽減」など、日々のくらしに密接なテーマが並びました。
発表されたテーマ設定や仮説、リサーチ方法について、なぜそのテーマなのか、そのリサーチ方法で答えが出るのか、リサーチする相手や方法は他にどんな選択肢が考えられるのか、などのコメントに生徒たちも頭を悩ませながら発表内容を真剣に見つめなおす姿が印象的でした。
■先生のお声
神戸市北区で活動されている講師の方から普段とは違う様々な角度からの指摘や助言をいただき、とてもいい刺激になりました。今回の学習でブラッシュアップしたリサーチ方法を、実際に地域で活動されている方にインタビューさせていただけるのも貴重な機会になります。生徒達にはしっかりリサーチの準備を進めるよう伴走していきます。
(兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校 佐伯先生)
■まとめ
今回の授業は地域活動の先輩として様々な経験をされてきた地域の講師の方から多角的なアドバイスを送り、生徒たちが学びを得る機会として実施されました。今回の機会が、最終的な探究活動の成果発表の糧となることを期待しています。
■きたくろすSCHOOLとは?
地域の教育機関や団体等に対して、神戸市北区に縁のある”北区な人々“を講師として派遣する仕組みです。講師の経験や知識に触れることで、北区の魅力を再発見し、自分のキャリアを考えるきっかけになることを目指します。
■きたくろすSCHOOLに興味がある!
きたくろすSCHOOLは、現在トライアルとして各教育機関・地域団体等への派遣を個別に調整しております。(神戸市の北区以外の地域も応相談)「きたくろすSCHOOLをしてほしい!」「こんなテーマで講義をしてほしい!」そんなご要望があれば、こちらからお問い合わせください。担当者から個別にご連絡いたします。
(公開日:2024年12月9日)