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微生物還元と太陽熱処理「サン パック」

1)有用微生物(醗酵熱)還元の蘇生

■ 嫌気性菌の分解/醗酵熱と太陽光(熱水)で、強い還元状態を作りだして有害の糸状菌(カビ)の繁殖を抑制します。
■ 土壌病/連作障害/生理障害の軽減と予防で、有機栽培や減農薬栽培を高品質に多(増)収穫栽培でサポートします。

微生物で土づくりを行い、連作障害や土壌病害を軽減。
太陽熱消毒法だけとは、ひと味違う!

2)太陽光(熱水)処理

太陽熱消毒法は”薬剤と比べて効き目が弱い”と思われがちですが、正しく処理を行えば、薬剤消毒と同等レベルの効果が期待できます。
太陽熱消毒法とは、地表にフィルムを被覆し、地温を高めることで病原菌を殺菌する方法です。
微生物と同時使用で、安定的な効果が得られます。 
更に病原菌のみならず、雑草の種も熱で死滅するので、除草効果も期待できます。

・微生物が残根・残渣の有機物分解による効果
・微生物の醗酵熱による効果
・土中を還元状態にすることによる効果
・太陽熱による消毒効果
・土壌改良(物理性・化学性・生物性)による効果
・微生物の繁殖による病原菌への防御向上

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熱を利用する消毒法としては、太陽熱消毒や微生物による発酵熱消毒が最も多く普及しています。
この両者の熱源は太陽熱ですが、土壌を潅水することが重要で、注水によって土壌中の酸素が欠乏すると、酸素を必要とする病原菌や、寄生性センチュウは比較的低温で死滅します。
太陽熱利用の欠点は高温が必要なため夏場にしか行えないことや、寒冷地では温度が上がりにくいことです。

施方法 気温が高い時期に施設を締め切り、土壌を透明なポリエチレンフィルムで被覆して、土壌の熱消毒を行う方法。
蒸気消毒や熱水消毒に比べると低コストで実施できます。
畝間に潅水し水を充満させ、土壌水分が20%以下にならないようにして、土壌表面をポリエチレンフィルムで全面被覆する。
ハウスの保温性を高めてハウスを密閉します。
処理する前に基肥を施用して畝たて、マルチをして消毒後の土壌の移動をなくす改良型太陽熱土壌消毒もあります。
期間は気温30度以上の晴天日で1週間程度で効果がありますが曇天の場合、一か月でも効果不十分な場合があります。

路地栽培の太陽熱利用による、土壌消毒も可能ではありますが、ハウスでの効果に比べると不安定です。

有用菌で微生物相や土壌環境を改善

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有機物の分解/醗酵のポイント

 微生物資材の利用
 有機物の分解を促進する資材には、二つの種類があります。
  
 一つは、優良な数種の微生物を混合した微生物資材で、他の一つは、二価鉄化合物やマンガン化合物など、無機化合物と牛/豚/鶏ふんなどに米ヌカを混合したものです。
  
 前者は有用菌の積極的持込みを、後者は微生物の良好な発育環境を作ることを意図したもので、正確には微生物活性化資材と言うべきものです。

注 意 点
太陽熱消毒や微生物による土壌還元消毒も、作土層のある程度の殺菌は可能ですが、深い層の殺菌は難しい。
深層に生息する寄生性センチュウや、青枯病菌,萎凋病,立枯病などのフザリウム菌の殺菌は不十分です。(微生物還元消毒は、防除効果が確認された)
※薬剤処理の組み合わせが、必要になってきます。

「サン パック」商 品 紹 介

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■ 嫌気性菌の分解/醗酵熱と太陽光(熱水)で、強い
還元状態を作りだして有害の糸状菌(カビ)の繁殖
を抑制します。
■ 土壌病/連作障害/生理障害の軽減と予防で、有機栽
培や減農薬栽培を高品質に多(増)収穫栽培で
サポートします。

農業用太陽熱微生物還元処理剤 栽培層の有機物残渣分解発酵処理 土壌病抑制と連作軽減 土着菌の活力を活性「サンパック」

商 品 情 報
   有用菌で微生物相や土壌環境を改善

 有機物の分解ポイント
(1)炭素率が重要
堆肥化で重要なことは、炭素率(C/N比炭素率(C/N比とも言い、炭素量と窒素量との比率)と含水率です。
  
炭素率は20~30程度、含水率は60%程度が最も適しています。

(2)水と空気の量に注意
 60%程度が適していますが、含水率は、高すぎると腐敗します、低すぎると微生物が活動できません。

堆肥化の微生物変化
 堆肥化は、微生物の活動により有機物を分解することであり、分解は糖分解期,繊維分解期,リグニン分解期の三段階に分かれます。

還元性の少ない施設園芸の土壌を、強い還元力で施肥効果を発揮させる

乳 酸 菌 群 複 合
ラクトバチルス菌・ペティオコッカスをベースに、ミクロコッカス/放線菌/枯草菌/酵母菌

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酵 素 類 の 生 理 活 性 生 成 物
フルガル・アルファ・アミラーゼ, バクテリアルアルファ・ミラーゼ,アシド・アクティブ・アミラーゼ, セルラーゼ,ヘミルラーゼを配合し、土着菌の活力を活性機能を持ち兼備えてた製品です。

■ 微生物(嫌気性菌)の働き
・ 嫌気性菌を主体とするサンパックは、収穫後の残留肥料や残渣の分解に際して、フザリウム菌等による有害な腐敗を抑制します。

優良な醗酵を促進しアミノ酸、糖類、有機酸、エステル類の生成、さらに無機/有機の養分養分を可溶化生させるとともに、微物の二次代謝で生成されるホルモン、ビタミン、抗菌性物質や生理的物質が土壌中の植物根の改善を促します。
よって作物の体質改善が大きく変わり、高品質に多(増)収穫が発揮
されます。

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■ 農産の品質や生産量向上に成果
・ 生産圃場にトラブルがあっては、高品質に健康野菜作りで多(増)収穫はできません。
土壌病の軽減や連作障害の無い、土作りにお役立てください。
・ 健全な土作りが、健康野菜を高品質に多(増)収穫栽培が出来ます。
サンパックの土壌(再生)改善作用や線虫(土壌病)対策に、効果が報告されています。
・ 果実類のいちご、すいか、みかん、トマト、マンゴや根菜類の大根、人参、長芋、ゴボウ、アスパラ、
・ 葉采類の、レタス、白菜、キャベツ、また花卉等に日本の農家の方々が試され、素晴らしい成果が出ています。

■ サンパック処理能力は
・ 一般的に10a当たりの還元処理(残渣/緑肥作物分解)に対して、サンパックをご使用ください。

■ 効 果
(1) 残留肥料等の結晶成分を剥離溶脱し、土壌をリセットすことによって改善されます。
(2) 有用菌の繁殖で、病害虫の進入を防ぐ効果が期待できます。
(3) 微生物を含め土着菌の活性は、土壌環境の改善を促進します。
(4) 土壌微生物相の改善、土壌粘土粒子の細微化と団粒化促進で、物理性を改善します。
(5) 処理期間が短い場合でも、土壌中に投入しても作物根の障害がありません。
(6) 作物の発根促進、根の活性化/活着(根張り)が良くなり、旺盛な生育となります。
(7) 病害虫に対する抵抗性と耐寒性/耐霜性が向上します。
(8) 糖度アップ/嗜好性アップと生長期間の短縮や収穫期間の延長、作物の品質/日持ち向上になります。
(9) 醗酵きゅう肥/液肥は、その施用の効果が高くなり、化学肥料の削減になります。
※ 優良堆肥の施肥をお勧めします。
優良堆肥は、土作りとして、土壌を還元で地力の回復、向上を目的とします。

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■ 使 用 目 的
○ 作 用
(1) 土 壌 を 酸 化 さ せ な い。
(2) 濃 度 障 害 を 起 こ さ な い。
(3) 微 生 物 の 繁 殖 を 旺 盛 に す る。
(4) 微生物 郡 の 増 殖 で 団 粒 化 を 促 進 す る。
(5) 連 作 に よ る 地 力 の 低 下 を 防 ぐ。
(6) 土 壌 病 が 軽 減 す る。
(7) 根 張 り、成 長、花 付、実 付 を 改 善 す る。
(8) 糖 度 や 品 質(食味/着色/棚持ち)の改善 や 多(増)収穫に 繋 が る。

■ 使 用 一 例
・ 農産物 作面積 10a当たり / サンパック 2kg
・ 土耕/高設の作面積1m3目安にサンパックを16gを撒布してください。

☆ ☆ 10a 撒 布 処 理 手 順 ☆ ☆
○ 材 料
米ぬか100kg/粗大有機物(オガクズ/バーク/もみ殻等)に、サンパック2kgを補助剤の油粕等と均一に撒布して混和作業してください。
(菌が満遍なく隅々まで、混和が大切です)
・ 被覆用透明マルチ(古ビニール可)
・ 潅水チューブ(散水チューブ可)
・ 水(30tを目安に)
・ 潅水用ポンプ及びその他

○ 作 物 残 渣 の 整 理
 ・ 残渣は鋤き込むか、搬出。ハウスの被覆は張ったままにします。

○ 米 ぬ か の 撒 布
 ・ サンパックを撒きやすく配合した30kgの米ぬかをムラが出来ないように全面に撒布します。
・ 粗大有機物は多めに投入、米ぬかを100kg以上、又は油粕60kgを施用します。

○ 地 面 の 整 地
・ 耕起/不耕起でも良い
(畝全体がが水に浸るように冠水します)

○ 冠 水
・ 被覆した後に冠水、被覆ビニールがズレないようにしっかりと被覆してください。

○ ハ ウ ス の 密 閉
・ 約20日間ほど放置します。
還元微生物処理後は、元肥/定植準備に有用菌を投入すると完璧です。


※ ご 注 意
・子供の手が届かぬところに冷暗所に保管して下さい。
・安全のための手袋・マスク・眼鏡をしてお取り扱い下さい。 

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