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アルカリイオン水の、違いのわかる男

妻の職場で、水道に繋いでアルカリイオン水を作れる装置を取り付けたらしい。
10何万もするようなモノらしいのだが、何でも社長が気に入って全ての事業所に取り付けたということだ。

妻は毎日水筒にその水を汲んで持って帰ってくる。

アルカリイオン水は様々な効能があることが、科学的にも検証されているようだが詳細は忘れた。

アルカリイオン水を作ると、同時に酸性イオン水もできるらしい。
これは洗顔に使ったりしたらお肌がツルツルになるとか言って、これもペットボトルに入れて持って帰ってきた。

アルカリイオン水は、場合によるとお腹が緩くなる事があるという。
なので慣れないうちはphを抑えて、弱めのモノから始めた方が良いそうだ。


ところが、phの度合いを示すメーターが、一週間もたたないうちに不調をきたした。

イオン水を出しているはずなのに「0」を示していたり、突然跳ね上がったりするらしくて、いったいどの程度のイオン水が出ているのかわからないというのだ。

あるいはメーターが正しくて、イオン水になっていないということも考えられる。

設定したph になっていることを信じて飲むのか、まぁおそらくそれで問題ないとは思うのだが、お腹がユルユルニなっても困るしな。

そもそも我々には味とかそういったことではアルカリイオン水の判断はできない。

メーターの数値でしかそれをわかることができないのだから、その「なんだかわからない水」をからだに良いと信じて飲むか、お腹が緩くなると思って飲むか、はたまたお肌に良いかもと思って顔につけるか。

10何万もする機械が作り出したその水自体の事ではなくて、そこについている「メーター」というほんの小さな「表示」。
それがそのものの価値を大きく変えてしまうというのか。

私がその水の「ph」 や、「健康効果」を判断する能力を持っていれば・・・

そういえば昔学校でリトマス試験紙とかあったよな、あれ使ったらエエんとちゃう?

どこに売ってるんやろね?

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