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成長はグラデーションで気付けない (1/25)

雑記

東京の物件を探していたらHIKAKINの家を特定してしまいました。

良さげな物件を見つけたからその周辺の治安を調べたくてGoogle検索したのが事の発端です。
地名入れたらサジェストで「ヒカキン」って出てきたから何事かと思ってクリックしたら、どうやらあの20億豪邸がその地域にあるらしいです。

「ヒカキン」だけ浮いてる


「路線図よりもヒカキンの家について知りたい人の方が多いってこと?知ってどうするの?行くの?」とか思いましたけど、僕もクリックしちゃったので同罪ですね。ごめんね、HIKAKIN。


ところで、家探すの普通に遅いですよね。これから頑張るので見逃してください。

1/25(木)

ゼミを受けるために大学へ行った。
大学は県外だから片道1時間半くらいかけて通っている。この生活を4年間続けたの我ながらかなり偉い。

大学に通うのも今日入れて残り3回だから少し早めに行ってお昼ご飯を食べることにした。
大学に行く時は必ずうどんを食べる。なんてったって、うどんはこの県の名物だから。(もう通わないのをいいことにこんな文も残しちゃいます、大学即バレ文章)

奥のは半熟たまご天🌊

行くお店もいつも同じ所と決まっている。大学から近いし安いしなにより美味しい。1玉240円、2玉で300円。量は倍になってるのに値段は60円しか上がらないのはさすがうどん県クオリティだと思う。
安いから天ぷらも付ける。半熟たまご天が1番美味しい。


すぐに完食して、店を後にする。その足で次は美術館へ向かった。

市の美術館では特別展として「川瀬巴水展」が開催されていた。川瀬巴水は俺が1番好きな画家だからこれにはどうしても行きたかった。

🖼


巴水は「新版画」の第一人者で、どの絵も色彩が鮮やかなのが特徴だ。(新版画とは新しい浮世絵みたいなやつです、詳しいことは詳しい人に聞いてください。)

絵の魅力ってどれだけ言葉を尽くしても伝わり切らないと思うから展示で見てグッときた絵を2つ紹介したい。

『馬込の月』と『金剛山三仙巌』


左は『馬込の月』という作品で、俺が巴水を好きになったきっかけの絵だ。数年前、これを初めて見た時に「トトロの夜の場面っぽいな」と思ったことを今でも覚えている。
実際、巴水の他の作品もどことなくジブリの雰囲気を纏っていて(時系列で言うと逆だけど)、ジブリで感受性を育んできた人なら全員刺さる画風だと思う。

右は『金剛山三仙巌』という作品で、朝鮮半島の岩山を描いたものだ。100年ほど前の作品にもかかわらず、「ここには風が吹き抜けていたのだろうな」ということがダイレクトに伝わってくる。

こんな感じの素晴らしい絵が沢山飾られていて、自分自身は絵に明るくないけど素直に感動し続けられた。
お遊び程度だけどアイビスで絵を描いたりするから、版画の「色を重ねる作業」はレイヤーに似てるなとも思った。巴水が今の時代に生まれてたら絶対アイビス使ってる。

まだゼミまで時間があったから美術館近くの古本屋へ行った。ここもずっと行きたかった所で、個人書店ならではの雰囲気が漂っていてすごく良かった。

店外の100円コーナーにあった山本文緒の『ファーストプライオリティ』と店内にあったユリイカの綿矢りさ特集号を買った。特に綿矢りさのユリイカは2年前に発行されたもので、ネット注文するしかないと思っていたから嬉しかった。大切に読もうと思う。



ゼミはなんやかんやあって20時に終わった。16:20から始まったからだいたい4時間ほど教室に居たことになる。

今のゼミはお互いの卒論を読んで意見を交換するというシステムなのだけど、後半1時間くらいは「フォントくらいで指摘してくるなよ、出す時にちゃんと直すに決まってるだろ」みたいな負の感情が湧いてきてしまっていた。俺が5歳児だったら絶対喚いていたし、なんなら喚く手前くらいの感情にはなっていたから静かにしてる他のゼミ生達はめちゃくちゃ偉いと思う。でも、俺も喚かなかったから相当偉い。


美術館に行って、古本屋で本を買って、ゼミで卒論の推敲をする。図らずしも文化的な生活をしてしまっていた。

日頃、「マインドは小学生の頃から何も変わってない!」とか思う一方で、美術や読書で楽しめるようになってたりしてるのだから知らぬ間に大人になっていってるのだなと感じる。

成長はグラデーションで気づきにくいだろうから今日みたいに文章を残すことで自分の成長を見守っていきたい。

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