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酸っぱい、刺激がある。これが生ローヤルゼリーの味だった。

春ですね、養蜂は王台つぶしに追われております。

写真が王台と呼ばれるものですが、中にローヤルゼリーが溜まっています。ここに女王バチが卵を生み、幼虫はローヤルゼリーだけを食べて育ち、そして次の女王となります。

この女王、働き蜂を従えている風ですが、どっちかというと、むしろ働かされている感が半端ないです。

卵の生み方も働き蜂に支配されています。小さめの巣穴にはメスの卵(有精卵)を、大きめの巣穴にはオスの卵(無精卵)を産み分けます。できた巣穴のサイズで産み分けるので、自分の意思ではありません。
巣箱が混み合ってくると、働き蜂は王台をつくります。女王はそこへ次の女王の卵を生むのです。次の女王が育てば自分は追い出されます。出ていくのかもしれませんが。

これを分蜂と呼びますが、分蜂をすると蜂蜜を持って出ていくので巣から蜂蜜がなくなります。ですので分蜂を避けるため王台をとりまくります。

王台のプラスチック製のもの大量に並べた巣板を入れておくと、ローヤルゼリがー沢山たまりますので、これを集めたものがローヤルゼリーとして商品となるそうです。

さて、ローヤルゼリーの溜まっているものと、溜まっていないもの、いずれも壊していきますが、せっかくの生ローヤルゼリー食さねばとなめるのですが、とにかく酸っぱい?刺激的?

胡椒に近い刺激です。ピリピリとした舌を刺激する何かがあります。かといって辛いという感覚はありません。それでいて酸っぱい。
他にこんな味のする食品を僕は知りません。とにかく不思議な味です。

いつか、春の養蜂場で、この味を他の人も体験させたい。
この不思議体験をしてもらいたいなと思っております。

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