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ハチミツ、トマト、ハチミツ、トマト。そのつながりは何でしょう?

養蜂をするまで知らなかったことがあります。

ハチミツは蜂の集めた蜜のことってこと。当たり前だろって思ったあなた。あくまでも蜂の集めた蜜であり、花から集めた蜜じゃないってことがあります。中国から来た安いハチミツはそうなんだと教わりました。
もちろん花からの蜜も入っています。

ハチミツは、ミツバチにとっても大事なご飯。なくなれば飢えてしまいます。沢山とらないと安く大量に売れない。効率が良いのが砂糖水を舐めさせてハチミツにしてしまう方法です。確かに花の少ない時期、蜜の貯蔵が少ない群には砂糖水で餌を与えないといけませんが・・・。
花から集めるより、目の前の砂糖水を運ぶほうがミツバチにとっても貯蔵するだけなら遥かに効率が良いわけです。そうして安価なハチミツができあがります。

本来は花から集めた蜜を巣に貯めて、さらに水分を飛ばして糖度を上げる。花から集めると、糖度を上げるという2つの工程を減らすと価格が下るという寸法です。

もうひとつ、加熱をします。僕の知識では3日100度加熱をする。通常のハチミツは気温が下がれば結晶化して砂糖の塊みたいなものが出来てきます。それも溶けますし、なにしろ粘度が下がります。
粘度が下がると濾過する際に、網を通る流速が上がる。同じ時間であれば処理できる量が増えます。これでゴミが取りやすくなる。

ハチミツには糖分以外の良いものが含まれます。それが乳酸菌の類いだったり、アミノ酸だったり、ビタミンだったりと。そう認識していますが、これら良い成分も加熱することでダメになってしまう。

実際にはじめて、普通に採った蜂蜜を舐めてみた感想は「やたら味が濃い」でした。花の匂いもするし、何より味が濃い。濃すぎて困る。それくらいに濃い。ある人は、昔おじいちゃんの家にあった蜂蜜と同じ味がする。そう言っていました。

もしかして、太陽の匂いがすると言われていたあの「トマト」みたいな感じでしょうか。世代によりますが、40歳以上の方は「太陽の匂い」と表現される味を知っているのではないでしょうか。言葉にできない「太陽の匂い」、ハチミツにもそれがあった。

味のこ〜い、昔ながらの蜂蜜。多くの人に味わってほしいなと思う次第です。

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