ハザード・アナライシス・クリティカル・コントロール・ポイントと小さな養蜂場は、無料DXで夢を見る。

個人経営の小さい養蜂場にはえらくハードルの高い響きな大人DAIGO用語「HACCP」

ハサップと聞くと大変に気が重い春日部養蜂場の場長です。
(._.)←こんな感じになります。

2018年から養蜂にも義務化されましたという代物です。

ただ、小さい養蜂場は大手な工場とは訳は違います。瓶詰め作業に対してHACCPが適用されていると認識しています。

  1. 原材料のチェック

  2. 作業場の掃除しよう

  3. 作業道具を洗おう

  4. 手を洗おう(怪我しているなら手袋しよう)

  5. 乳児の接種禁止をラベルに記載しよう

他、不具合を見つけ改善を行う努力をしようという感じでしょうか。
これらの内容を「記録し保存する」というのが非常に面倒くさいなと感じます。義務化であり、怠るのが見つかるとまずは警告、次に営業停止、最終的には懲役3年以下罰金or1億円以下罰金と罰則もあります。

大人DAIGO用語に対抗すべく
面倒くさいことは無料で手間なく30分でDX
それが令和の夢でしょう。

そんなことを思い立ち、WEBアプリにしてしまおうと画策しました。紙で保存するって現実的にも、SDGs的にも、地球的にもよろしくないなと。
小さい養蜂場の方も、飲食店の方も、規模小さい方にとっては時間もかからず無料でできるHACCPのDXをしてみたいと思います。(規模的に5人までくらいなら便利かもと)
PS:パソコンがある程度使えるのが前提です。

ノーコードアプリでGlideです。

無料がテーマですから「Glide」を使おうと思います。

他にもノーコードで無料のアプリありますが、データ保存容量的に少量なんです。なぜGlideということですが、DBではなくGoogleスプレッドシートをDBとして利用できるので、保存容量について他よりも緩和されるというのが最大のメリットと思っております。
PS:Glideの回し者ではありません。

Googleアカウントをつくって、スプレッドシートを

説明はgoogleの作ったクラウドのエクセルです。ITにおける最高傑作ではないかと思う性能が無料です。\(^o^)/←こんな感じです。

左上にある「無題のスプレッドシート」を好きな名前に変えてください。

操作は以上です。定期的にPDFで保存したりはするでしょうか、最初はもうここでgoogleの作業は完了です。
PS:Googleの回し者でもありません。

Glideログインしてつくりましょう。
私、英語得意でもないので画面上で右クリック「日本語に翻訳」をしております。

glideはgoogleアカウントでサインインして、次以降それでログインですので特にIDをつくるなどもありません。

「新しいアプリ」ってボタンを押しましょう

Googleスプレッドシートを選択して続く


Googleシートを一度インポートする(無料)を選んで続く

次に自分でつけた名前の、今回使用するスプレッドシートを選んで「Select」を押します。

チェック項目を決めておこう

春日部養蜂場では以下(累計で項目数17)にしています。

  1. 日付1項目

  2. 養蜂で蜂に使用する薬剤の確認2項目(抗生物質と農薬)

  3. 瓶詰め作業者の手洗い確認5名分5項目

  4. 作業者健康メモ1項目

  5. 作業前、作業場と作業道具清掃2項目

  6. 作業後、作業場と作業道具清掃2項目

  7. 問題個所メモと画像投稿の2項目

  8. 改善個所メモと画像投稿の2項目

チェック項目をシートに割り当てる


画面左下のデータボタンを押してください

データを左上から順番に項目を横へ並べて入力します。

最初に入っている項目は「項目名にマウスをあわせる」「項目名右に▼が出る」「▼を押して削除を選ぶ」で全部消しましょう。

順番に並べてたら

左下データを押して表示されたウインドーの右上のプラスボタンを押す


名前が項目名ですよ
  1. 日付=タイプが日付時刻

  2. 画像=タイプが画像

  3. その他=タイプが文章

このタイプのルールだけ守って入力します。

次に画面をつくりましょう


コンポーネントのコレクションは「カレンダー」ただひとつ

これだと画面のタイトルが「ユーザー」になっていて、気分がしょんぼりします。

データ>ソースの下にあるタイトルを好きな名前にしましょう

これでメイン画面は完成です


次に入力画面をつくりましょう

日付を押すと次の画面になりますので、デフォルトのパーツは全部削除します。

コンポーネント追加しましょう。必要なのは「日付時刻」「チェックボックス」と「テキスト入力」「画像ピッカー」の3つ

不オーム要素の分類の中に全て必要なものがあります

まずは日付時刻を選ぶ

以上です

次にテキスト入力を選ぶ

以上です

左下のデータに入力した項目が順番に勝手に選ばれていきます。1項目につき1入力アイテムしか画面には置けませんが、並べたい入力順番に項目をデータ上で並べておけば基本操作が必要ありません。

なるほど、すげーってなります。

最後に右上にある共有ボタン押します。


これでアプリがパブリッシュされました

複数人で使う、いちいちロングイン面倒くさい場合は、全体公開にしておけば誰でも操作できる、ログインもいらないというユルユルな設定となります。

小さな養蜂場のこんな記録、誰も興味ないよねってことでユルユルです

これで完成です。リアルに30分で出来上がります。
有料のHACCPのWEBアプリは高いし、しかも少人数経営には高機能すぎる。でも毎日紙を持ち歩き、記録をバインダーするのは手間すぎる。ということでこんなアプリやってみました。

最後に、画面寂しいなと思うなら「セパレーター」「見出し」「文章」などを駆使して画面をそれらしく出来ます。


それっぽい感じになりました

お暇な時にDXトライいかがでしょうか。


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