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投資家の気持ちになるための9つの方法(後編)

はじめに

この記事は、3/21(土)に開催されるイベントBEYOND2020が終わるまでやめられま10企画です。
このBEYOND2020では、社会課題、起業、オープンイノベーション、スタートアップ、資金調達、SDGs…みたいなある種バズワードとして扱われている領域に、本気で向き合い考え実行している/またはそれに興味がある人が集い、協業や創発を行います。
当日は経営者や投資家らによるトークセッションや、20代起業家によるピッチバトルなんかもあります。
この「BEYOND2020が終わるまでやめられま10企画」では3日に一回くらい関連するトピックについて書いていく予定ですが、ネタ切れが危惧されますので、「このトピックに触れてほしい」みたいなアイディアをぜひいただければ幸いです。
【BEYOND2020参加申し込みはこちらから】
https://talikibeyond.peatix.com/
※当日会場に来れない方向けに、オンライン配信+当日レポートのチケットもご用意しております!
【日時・場所】
3/21(土)13:00~
京都リサーチパークバズホール
https://www.krp.co.jp/
【イベント詳細】
https://note.com/taliki/n/naefa65b9ea2a

前編はこちら

①簿記/会計学の勉強をする
②お金をどう使ってどう稼ぐか考える

↑前編ではこの2つをタピオカビジネスに例えてお話ししました。後編では以下の実践編についてお話します。↓

③投資家と喋る
④エンジェル投資家にアクセスする
⑤自社の将来的な規模の計算をする
⑥投資家と交渉する
⑦投資家(株主)の考え方を聞く
⑧応援している起業家の資金調達を手伝う
⑨他社の投資検討をする

③投資家と喋る

私の場合、人生で初めて出会った投資家はSkyland Venturesの木下さんでした。Tech in Asiaというスタートアップのイベントのスタッフを友人に誘われてやっていたら話しかけてもらいました。

それから渋谷にちょこちょこ遊びにいき、たまに話を聞いてもらい、イベントに遊びにいかせてもらい、木下さんはじめイベントで出会う投資家の方々がどのようなことを考え、どのように投資する会社を選んでいるのかの情報をためていきました。ちなみに木下さんには「起業したら投資する」と言われたので起業したらホントに投資してもらったという経緯があります。

④エンジェル投資家にアクセスする

木下さんから投資が決まる前に、いろんなエンジェル投資家の方をフォローしたり、紹介してもらったりしました。その中でCAMPFIRE家入さんを紹介していただき、イベントでたまたまお話しする機会に恵まれ意気投合し、投資していただくことになりました。またそのイベントにて他のエンジェル投資家の方々からの出資が決まり、プレスリリースでさらに出資してくださる方が増えました。

⑤自社の将来的な企業価値の計算をする

「②お金をどう使ってどう稼ぐか考える」とちょっと似ていますが、これはもう少し長い時間軸で見た話です。
例えば一生同じことを続けて行くとすると、タピオカを買って列に売る方式だと、ムーミンスタンドやタピオカの質は自分でコントロールできないので、売れない日が出てきそうです。
タピオカを自作するにしても、いつか黒糖タピオカミルク(アイス)が売れない日が来るかもしれません。
インフルエンサーは逆に客足が遠のく冬こそ重宝され、もしかしたらPR予算が15万円に上がるかもしれません。また、タピオカじゃなくても出来る商売なので、さらなる展開が期待できます。

このように自社の方向性によって、長期的にどのくらいの売上規模の会社になるかが変わります。
例えば上場を目指すとき、まずは売上規模30億、ミニマムでも10億、という話がよくなされますが、さらにそこに市場の成長性(もし今後もっとタピオカが流行りそうだったら成長性は高いと言えます)が掛け合わされると、いわゆる”企業価値”(時価総額、バリュエーションという言葉も同じ文脈で使われます)が高まります。この企業価値をベースに資金調達のための投資家との交渉や公開市場における売買がなされます。

⑥投資家と交渉する

前項の「自社の価値」をもとに、どのような条件で投資して欲しいか話し合います。逆に投資家側から条件を提示される場合もあります。
この辺は投資家のスタンスによって結構違いますが(例えば創業時に特化して出資している投資家なのか、特定の事業領域のみに投資しているのか、どのくらいの比率で株式を保有したいのか、リターンに対してどのような要求があるのか、エンジェルなのかVCなのかなど)、慣習的に決まっているものもあります。
投資契約書にサインする前に、その分野に詳しい弁護士や既存株主にレビューしてもらうのが良いと思います。私も秘密保持の契約をする前提で、無料でレビューしますのでもしこれを見て心当たりのある方はご一報ください。
逆に出資してくれるからというだけではなく、その投資家が自分たちに何をしてくれるのかを大切に投資家選びをすると良いと思われます。あれ、記事の主旨ずれてますかね?

⑦投資家(株主)の考え方を聞く

前項のように、結構その投資家のスタンスでこちらに求めているものが変わってくるので、その辺りの期待値を確認するためのコミュニケーションを投資してもらった後もたくさん取ると彼らや資金調達により詳しくなれます。

⑧応援している起業家の資金調達を手伝う

自分の事業だと熱が入り客観的に見るのが難しかったりしますが、他人の事業だと割とシビアになれたりするので、そういう目線で資金調達のお手伝いをすると「確かにこのタイプには出資できないな」とか「この人には早めに出資すべきだな」とか「こういうタイプは外部資本を入れない方が幸せだろうな」みたいなことを感じられるようになってきます。私はまだ修行中です。

⑨他社の投資検討をする

なんだかんだ一番勉強になったのはこれかもです。投資家の先輩方と一緒に、色んな会社の「企業価値」を調べ、意思決定する作業です。もらった決算書やピッチ資料だけではなく、時にはその会社のお客さんに会いに行ったり、投資先の取締役会に出席したり、同業他社から話を聞いたり、投資契約書を作ったり、株価算定をしたり、、、を先輩方の意見を参考に行います。ファイナンスのテクニカルな部分はもちろん、定性/定量でその会社がどんな素敵な会社かを考える時間は本当に勉強になります。
上場してないとどうしても決算書やデータが拾えないのでやりづらいですが、決算報告の分析は色んな情報がありますので、そういうのを参考にしながら「自分は投資するかな?」と考えてみるのをオススメします。

(↑私がたまに拝見しているシリーズです。眺めているだけでも楽しいです)

このように、VCや資金調達に詳しくなるには色んな情報が世の中に溢れています。今回は触れませんでしたが資金調達した起業家に話を聞くのが生の情報を知るためには一番いいかもしれないですね。

私もまだまだ勉強中の身ですので、誤りや修正があれば適宜ご連絡いただければ幸いです。ここまで読んでくださりありがとうございました!また次回!

BEYONDバナー(Twitter投稿用).001

ちなみに、BEYOND2020はそんな起業家やエンジェル投資家やVCや金融機関に会える!そして話せる!イベントです。このチャンスをぜひ活用してください!

【参加申し込みはこちらから】
https://talikibeyond.peatix.com/
※当日会場に来れない方向けに、オンライン配信+当日レポートのチケットもご用意しております!
【日時・場所】
3/21(土)13:00~
京都リサーチパークバズホール
https://www.krp.co.jp/
【イベント詳細】
https://note.com/taliki/n/naefa65b9ea2a


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