クリエイター専用のカウンセリングを受けてきた話
カウンセリングを受けてきた
クリエイター専用のカウンセリングサービス『ando.』さんにカウンセリングをしていただきました。カウンセリングについては2回(1回目50分・2回目40分)で、1回目は気持ちの発散、2回目は経過報告というかたちでお願いしました。
知ったきっかけはTwitterで以下のツイートを見かけたことです。
\ はじめまして /
— ando.|クリエイターカウンセリング (@ando_for_c) June 15, 2021
クリエイター専用カウンセリングサービス「ando.(アンドゥ)」
同人から商業まで創作する全ての人へ。
オタクのカウンセラーが対応いたします。
推しが好きすぎて辛い、〆切間に合わない、仕事が断れない…何でもお気軽に!
まずはHPご覧下さい。https://t.co/Ag8pJwsMMp pic.twitter.com/7uNlYZlpjL
もともと仕事もクリエイター寄りのことをしており、「なにかしら相談にのってもらお〜!」くらいの軽い気持ちで門を叩きました。カウンセリングってどんなもの?という興味がかなり大きく、興味7割、悩み3割だったと思います。
相談内容は、同人活動における悩みを聞いていただきました。
具体的な内容については割愛しますが、悩んでいるものの解決策が見当たらない、と鈍痛を抱えていたことについてまずばーっと話をし、それから会話をしながら、少しずつ気持ちの整理をしていきました。
初回の50分のセッションのなかで、30分はまず自分の話をしていたように思います。そのあと時計を見ながらお話していたのですが、セッションが終わる10分前にはふしぎと「こうしたらいいんだ」という解決策を見つけられていました。
振り返ってみても、自分のなかでどんな会話がはっとするきっかけだったのかは全くわからないです。でも、ただ話を聞いてもらっていただけのはずなのに、終わるときには50分前より少し心が楽になっていた。それが面白かったですし、とても感動しました。
セッションは自宅で、Googleアカウントと通話できる環境ができればOKとのことです。普段オンライン通話に慣れている方であれば抵抗なくセッションを受けられます。
限界でなくてもカウンセリングに行っていい
カウンセリングに興味があったものの、こんなに気軽な気持ちで行って、冷やかしのようにならないだろうか…と初日はとても緊張しながらセッションに参加しました。それに、話すのがあまり得意ではないので、ちゃんと自分の状況や心境を伝えられるのかな、というところも不安でした。
でも実際のところ、それくらいの心境の私でも、カウンセラーの萬代さんは親身にお話を聞いてくださりました。驚いたのは「こんなこと思うなんて」と少し言いづらい気持ちで切り出したことばにもうなずいてもらえたこと。なかなか誰にも言えなかった心境や、うまく伝えられなかった心情を言葉にすることで、気持ちがとても楽になりました。
私は二次創作の小説の創作・同人誌をつくっているのですが、それにあたってジャンルの話やカップリングの話、自分の同人スケジュールの話についてもご理解いただけたのがありがたかったです。馴染みが薄い人にはそれだけで説明が難しいことがらも「ジャンル」「カップリング」「原稿」というワードだけで理解を示してもらえたのは安心しましたし、気楽でした。
ando.さんのサイトにはこんなことが書いてありました。
ando.のカウンセラーと理念についてより引用
「元気がなくなる前のケア」をもう少し気楽に、美容室やネイルサロン、ジムやホワイトニングに行くくらいの気軽さでお一人お一人がメンテナンスできるようになったらいいなあというのが狙いです。
ando.さんは限界ギリギリの方はもちろん、「元気がなくなる前のケア」にも力を入れているカウンセリングサービスです。ボディメンテナンスをするのと同じような気持ちで心のケアを行えるサービスだなと感じました。
ちょっとした『困ったこと』はみんなが抱えているのでは?
顧みると、今までの私の経験のなかで、こういうことが相談できたかもな〜と思いました。
・原稿をスケジュールどおりにやりたいけれど、どうしてもうまくいかない
・創作をしたい気持ちはあるけれど、日々を過ごすので精一杯
・まだまだ自カプが大好きなのに、周りの人は違うジャンルにハマっていく
・同人つながりの知人とトラブルが起きてしまっている
・同人つながりで知り合った友人とジャンルが変わって、うまい話題が見つからない
どれも、時間を経て折り合いをつけたり、時には諦めたりして整理をつけてきたことではありますが、上記で悩んでいる同人活動をしている方は多いのではないのでしょうか。
どうにもならないから考えるのをやめる。それもひとつの手段ではありますが、少し重荷だな・ちょっと辛いな、というときに話を聞いていただき心のケアをする、という手段があるのだな、とカウンセリングを受けて思いました。
ジャンル友達や古くからの友人に話して発散するのも良いのですが、ふだん関わりがない方に客観的に話を聞いてもらいやすいなと思いました。ジャンルの人間関係で悩んでいるけれど、だれかに相談するとこじれてしまうかも…なんて方にもよさそうです。
カウンセリングについて
萬代さんにこのnoteを書くとお伝えしたとき、以下のようなお話を伺いました(レポートについて快諾してくださりありがとうございます!)
・悩みを抱えている人は、相手のことを考えすぎてしまう、もしくはジャンルのことなら周りの人のことを考えてしまう
・でも、自分の心を苦しくしないためには、自分をどれだけ大事にできるかが大事
・自分の気持ちが置き去りになってしまうのを、自分の心に向けるお手伝いをしてくださるのが、ando.さんのカウンセリング
・少し元気があるうちに、気持ちを整理するためにきてもらえると楽だと思う
きれいなイラスト、圧倒されるストーリーの漫画や小説、ぱっと見るだけではなかなか知り得ないですが、どんな創作物にも裏側には制作者さんがいて、きっと悩んだり、苦しんだり、戦っているのだと思います。
私は同人誌をつくったり、同人誌を読むという文化が大好きなので、創作する方のメンタルがさまざまな意味で安定するといいな〜!と思って、こんな記事を書きました。
やっぱり「好き」をつづけるのも、発信するのも、体力と気力がつきものなので、楽しく健康に同人活動をしたいなと思いました。
ando.さんもnoteを書いていらして、カウンセリングについてや考え方について記事にしていらっしゃるので、こちらもぜひご覧ください。
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