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行動力が結果を決める

先日、数年前の新入社員研修の時の教え子(仮にSさんとします)と2人で飲みに行ってきました。
面白い話、頑張っている話が聞けてすごく良い時間を過ごす事ができた。
会うのは約1年ぶりくらいでしたが、その間に紆余曲折あったようで、前回会った時と比べるとSさんの状況は大きく変化していました。

まず、新卒で入社した会社は既に退職していた。
前回会った時にはまだその会社で働いていたけれど、その後すぐぐらいに辞めてしまったようです。
元々勤めていた会社はIT企業でしたが、辞めた後はIT業界からも離れていました。
何より驚いたのは、辞めた後は別の企業に就職することなく、自分の力だけで稼いでいるということ。
いわゆる個人事業主。

何もわからない状態から、自分で色々と調べ、1人で東京に行って人脈を作り、色んなことを学んだようです。
それからトライアンドエラーを繰り返し、今は自分の力だけでそこそこの収入を得ているとのこと。
そして、さらなる売上拡大を目指し、今も様々なところから情報収集し、色々と計画を立てているようです。

いやー、すごい!
その行動力と勇気には感動しました。
Sさんの年齢は私よりも10個下で、社会人経験も浅いですが、キャリアなんて全く関係ない。
行動力こそが結果を決めるのだと再認識した日でした。

私が所属している会社は、地元民の貧困を減らして平均年収を上げたいという壮大な経営理念があります。
プログラマー・ITエンジニアになれば最低限食っていける、という背景からIT教育事業をやっていますが、ITだって所詮はただのツール。
エンジニアを目指そうが、そうでなかろうが、どんな道でも結果を出すのは行動した人だけなのでしょう。
そんなことを話ていて思いました。

また、圧倒的な行動力の裏には、強烈なバックボーンが必要になるのかもしれないとも思いました。

Sさんは家庭の事情で色々と大変な思いをしていました。
そしてお金の問題も抱えていて、このまま今の会社に居続けてはやっていけないと、強烈な危機感を持っていたようです。
その結果として、何も知らない状態から圧倒的な行動力を発揮し、しっかりと結果を出すまでに至った。
結果を出すためには行動することが大事、というのは8割くらいの人が頭ではわかっていることでしょう。
しかし、実行に移せる人は以外に少ない。
行動を生むためには、自分を突き動かすバックボーンが重要なファクターになるのだな、と感じました。

きっとSさんにとっては激動の1年だったと思いますが、会った時は楽しそうで元気だったのですごく安心した。
私が研修で教えていたことは、主にプログラミングなどのIT技術で、IT業界を離れたSさんにとって今はもう必要のないスキルでしょう。
でも、そんなことはどうでもよくて、自分が関わった人間が楽しそうにしているのを見てすごくほっとした。

そんなこんなでお互いの近況報告をしている中で、仕事に関する相談を受けたりもしました。
新人研修で約3ヶ月間関わっただけですが、2人で飲みに行こうと誘ってくれたり、仕事での相談をしてくれたりと、信頼してくれていることもすごく嬉しかった。
こういう出来事があるのが、講師の一番のやりがいなのかもしれません。


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