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エンジニアの仕事はギグワークと相性が良さそう

先日、NewsPicksのWEEKLY OCHIAIの動画を観てギグワークという言葉を始めて知りました。

ギグワークとは、隙間時間を使って数時間単位での単発の仕事や短期の仕事をして収入を得る働き方のことらしい。
本業のある人が隙間時間に副業としてギグワークで小遣い稼ぎをしたり、大学生が単発の仕事をして小遣い稼ぎや仕事の経験を得るために利用されているようです。

数年前から副業が解禁されたり、副業を推奨する企業も増え、クラウドワークスなど、個人で仕事を請け負うことができるプラットフォームも増えました。
その中でも、数時間単位からでも始めることができる仕事がギグワークとして分類されるようです。

コロナの影響もあって、そういったプラットフォームへの登録者数はすごく増えているらしく、新しい働き方としても注目されているらしい。

隙間時間を使って単発の仕事が気軽にできる働き方が浸透するのは、世の中的にも良いことの様に思いますが、これはITエンジニアにとってもすごく良いことなのではないかと、動画を観ていて思いました。

ITエンジニア(の中でも特にBtoBのエンジニア)の仕事は、企業で働いている人に使ってもらうシステムを作ることです。
例えば、販売管理や会計管理や製造管理などです。
システム開発の流れはプロジェクトにもよりますが、一般的には

提案 ⇒ 要件定義 ⇒ 基本設計 ⇒ 詳細設計 ⇒ 製造 ⇒ テスト ⇒ リリース

という流れです。
この中で今回注目するところは要件定義の部分。
要件定義とは、お客様と打合せをしながら、課題や要望をヒアリングして、どのようなシステムを作るのかを決めていく作業のこと。

要件定義は話をしながらお客様の企業の本当の課題を引き出すヒアリング力が必要になるのですが、なかなか難しい作業です。
対話だけでお客様が必要とする要件の全てを洗い出すのは至難の業。

正直なところ、打合せを重ねるよりも、お客様の会社で1週間程度アルバイトとして働くか、働いている人に数日密着する方が使う側の視点が分かるので良いシステムが作れるのでは?といつも思っていました。
そんなことは現実的に無理だよなー、なんてことを思っていましたが、ギグワークという働き方が当たり前の世の中になったら、これは不可能ではなくなります。

これから先のシステム開発の流れはもしかすると

提案 ⇒ ギグワーク ⇒ 要件定義 ⇒ 基本設計 ⇒ 詳細設計 ⇒ 製造 ⇒ テスト ⇒ リリース

という流れになるかもしれません。
いや、むしろそうなってほしいと思っています。

企業が副業を推奨し、開発の前にお客様の企業で一時的に働くことを当たり前にするIT企業が出てくると面白いのではないかと思いました。

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