【本の要点まとめ】リーダーシップに関する本

リーダーシップに関する本の要点まとめです。

対象の本は以下になります。

リーダーになる人のたった1つの習慣
「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
リーダーになって伸びる人、伸び悩む人
最高のリーダーは何もしない
「空気」で人を動かす
ダークサイドスキル

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リーダーになる人のたった1つの習慣

・上司は仕事を楽しむ
 部下が仕事をしたくなるくらい、楽しむ

・上司がもっている権限とは、部下よりも先に困難に挑むことができる、という権限
 人は権限で動くことはない。もし動いているなら、動いているふりをしているだけ。
 人が動くのは上司が困難に立ち向かう姿に共感したとき。
 共感してもらうには自分自身が夢に向かって困難を楽しむこと。

・感謝する成功者はいるが、他人のせいにする成功者はいない。

・部下が動いてくれなくても、上司は部下を信じ、そして自分を信じて行動し続ける

・人を動かすのは恐怖、人を育てるのは尊敬

・人材は選ぶものではなく、信じて育てるもの。

・人を育てるというのは、人をやる気にさせること。
 怒られてやるのは、怒られたくないから。
 それよりも大切なことは、自発的に行動できるような人を育てること。
 相手をやる気にさせるためには時間は関係ない。
 関係あるのは、一生付き合う覚悟ができているかどうか。
 一緒に働く仲間は、一生涯の仲間として付き合う

・仕事とは、楽しむもの。
 自分が楽しまなければ、他のスタッフも、お客さんも楽しむことはできない。

・変わらないものほど、変わるときには大きく変わる

・悩んでいる姿は、成長している姿

・効率よりも価値を優先すること
 効率を優先するほど魅力のない事業になってしまう。
 効率よりも優先するものがあるからこそ、効率を考える意味がある。
 事業とは、まずは価値を創造して、次にそれをいかに効率よく提供するかを考えるもの。

・人生はなかなか思い通りにならない。
 自分の努力とは裏腹に、次々と問題が降りかかってくる。
 そんな時、人は無意識にあきらめようとする。
 しかし、目の前の問題から逃げても、また同じ問題が降りかかってくる。

・人はあらかじめ、どこであきらめるかを決めている。

・自分のことしか考えていない人がいたら、その人が得ることができるのは満足感だけ
 つまり、感動したことがない。
 人は誰でも感動することで変わる。
 人を変えたければ、その人を感動させればいい。

満足感しか知らない人は変われない。感動を知って、自分が変わればすべてが変わる

・今の心の状態は、今の人間関係を表したものである。

・本当の戦略とは、みんなが勝つ戦略。

・信頼できる仲間がいれば、乗り越えられない困難はない

・どんな仕事であっても、そこから得られる最高の報酬は感動である。

リーダーになる人にたった一つ、習慣にしてほしいこと
人を変えたければ、相手を感動させ、一緒に感動する、ということ。

・弱い人間ほど強く見せようとする。
しかし、本当に強い人間は、強く見せる必要がないから、謙虚でいることができる

・人は罰によって、行動するふりをし、信頼によって自ら行動する

・人を育てるノウハウ「メンタリング」
 1. 自分が見本になること
 2. 相手を信頼すること
 3. 相手を支援すること
 一番大きなきっかけになるのが相手を感動させること

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「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

・リーダーになろうとするのではなく
 まわりから推されてリーダーになる
・人を動かすより自分を動かす
・部下は上司の人間性を見ている
・苦しんでいる人の気持ちがわかるリーダーになるべき
・現場、弱い人の立場を大事にする
・地位は権力ではなく責任
・言葉一つで部下のやる気は変わる
・失敗談はリーダーのコミュニケーションツール
・わかりやすく伝える
・ほめる
・大勢の前で話すときには、とにかく準備すること
・部下に関心を持つ。飲みに行く必要はない
・仕事を頼むときは、目的を伝える
・スキルよりも人間性が大事
・リーダーが逃げてはいけない
決断する力を鍛える
・リーダーが率先する
・困ったことがないか聞く
・気に入った本を繰り返し読む
・小説や映画を見て心を動かす
・社長の視点で物事を見る
・謙虚な姿勢で成長し続ける
・悪口、自慢話をしない

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リーダーになって伸びる人、伸び悩む人

リーダーがメンバーを育成するための3つの要素
・専門的な知識や技術
・人材育成に関する知識や技術
・メンバーとの関係性

・何を言うか、何をするか、ではなく
誰がするか、誰が言うか、が人材育成の基本

リーダーシップの発揮の仕方
・先頭に立って引っ張っていくスタイル
・メンバーと一緒に横一列になって進むスタイル
・一番後ろからメンバーを見渡しながら発揮するスタイル
その人なりのスタイルを構築することが大切

・優れた上司の存在確率は1%以下

・仕事上ではメンバーとリーダーはある程度の距離感は必要。
 リーダーから感じている関係性と、メンバーから感じている関係性が異なる

・経験が浅い人の成果をサポートするときはコーチング(引き出す)よりも、ティーチング的な関わりをすること。
その人の現場レベルによって有効なスキルは変化する。

・人が行動を変えるのは、快感、危機感、価値観
・リーダーが最もやってはいけないこと、それは「無関心」
・ミスをカバーしあうのがチームワークではない。
 ミスをしないことがチームワーク
 自分の役割を超えて、組織の結果を持つ。

・正そうとする前にわかろうとする
・メンバーを導くときは、「やりたいこと」を土台にする
・「やってこなかったけど、やればできること」を、見極め、できるようになるとメンバーの本来の長所がより強化されることがある。
・リーダーは批判を受け入れる度胸が必要

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最高のリーダーは何もしない

・リーダーの最も大切な仕事はビジョンを作りそれをメンバーに浸透させること

・変化のスピードに対応するには、トップダウン型のリーダーは遅すぎる
 現場のメンバーに自立的に動いてもらう

・従業員たちに声にも真摯に耳を傾けることを大切に

・直感は考え考え尽くした末にふと思い浮かび上がる決意

・仕事全体を高い解像度で見通せる人がリーダーになっている

・心配性の人は、リーダーの素質あり。心配にならないくらいに考え抜く。

・優秀なリーダーほど小さな文字の間違いは誰よりも早く気付く。
お礼のメッセージも早い

・大きな仕事をするリーダーは嫌われない人

・上司は仕事をしない。
部下に任せる。現場は部下のやる気一本。

・「なぜ」を伝える

・現場に任せるリーダーの仕事は、ある意味利益管理、数字管理

・まず試してみて、うれなかったらやめる。
そこから学びを得る。失敗だったらやめる。
ことを恐れないで。

・リーダーが語るべき「成果」は「会社への貢献」

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「空気」で人を動かす

・脳は「場の空気」に大きな影響を受ける
 ミラーニューロンが原因で、人は誓うにいる人の言動、思考を無意識にモデリングする。

・経過した時間に比例して、空気の影響は強くなる

4つの空気の種類
1. 締まった空気:一定の緊張感が継続する空気
2. 緩んだ空気:
3. 縛られた空気:
4. ほどけた空気:崩壊へ向かう

4つのステージと空気の関係
1. チーム黎明期
 チーム発足当時、締まった空気
2. チーム成長期
 緩んだ空気になりやすい
3. チーム過渡期
 原点回帰 ⇒ 締まった空気
放置 ⇒ 緩んだ空気
 独善的な指導 ⇒ 縛られた空気

・理想的な空気は、間違いを指摘しあえること

・空気はその場における価値基準
人が集まるところでは、いかようにも変わる

組織論:2-6-2の法則
・自然人:自分で勝手に燃えている人
・可燃人:火をつけられると燃えることができる人
・不燃人:なかなか燃えない人

・可燃人をどのように変えるかがリーダーの腕の見せ所

・空気の浄化には8か月必要

・リーダーが直接影響を与えられる人数は5~7人

空気革命テクニック
1. 1対1では、声をかける
2. 1対多の環境で発信する
3. 8か月は続けるつもりで同じことを発信
4. 省略したぼかし表現を使わない
5. 4W2Hを使って具体的に
6. 可燃人にティーチングを行う
 良い空気を味わう
  一流ホテルや一流レストランへ出かける

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ダークサイドスキル

7つのダークサイドスキル
1. 思うように操れ
 現場から得た実績を上司に知ってもらう
 調整、根回り、段取りでトップを使いこなす。

2. KYなやつを優先する
 KYな発言をどれだけ拾えるか。
 どれだけ許容できるかという器の大きさが求められる。

3. 使える奴を手なずける
 自分に足りないところを冷静に見極めて、それを補ってくれる人を集めてチームアップする。
 自部門以外の神経回路を持っておく。

4. 堂々と嫌われる
 ほとんどの場合、意思決定は、不完全情報下で行われる。
 逃げないで抵抗勢力を動かす。

5. 煩悩に溺れず、欲におぼれる
 自分の価値観をチームと共有する。
 「言わなくてもわかる」は幻想。伝える場がないと伝わらない。

6. 踏み絵から逃げるな
 自分の信念を曲げない。
 結果が出なくても我慢。

7. 部下に使われて、使いこなす
 価値観や革命の方向性について、共有する仲間を一人でも多く持っておく。
 布教活動をしてチャンスを待つ。
 情報は自分から取りに行く。

心構え
1. いつでも戦える態勢を整える
 現場と話す時間、自ら現場に足を運ぶ時間をできるだけ確保する。

2. 人を操る3つの力
・表と裏を使い分けるコミュニケーション力。
合理と情報を使い分ける。
・財務三表が読めるのは絶対条件
・人間力。上ではなく下を見る
・使命感

3. ブレないリーダーになるために
 ビジョンを作る。
 言行一致を目指す。

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