自己紹介の難しさ

自己紹介が難しいです。

元々人見知りであまり趣味も無いので自分のことを話すのは苦手ですが、最近改めて自己紹介が苦手だと感じる。

講師という仕事柄、自己紹介をする場面が結構あるのですが、いまだに慣れない。
講義をすることには慣れてきたけれど、それよりも自己紹介の方が案外難しいのではないかとも思い始めている。

定型文を作ってそれを話せばいいと思うかもしれませんが、案外そうもいかなかったりします。
なぜかというと、研修の期間や内容、受講生によって何を話すのがベストなのかが異なってくるから。

例えば、研修の仕事で最も大きな仕事は3ヶ月間ぶっ通しで行われる新入社員研修。
これは研修の内容としては一番大変だけど、期間が長い分雑談でお互いのことを知る時間はいくらでもあるので、最初の自己紹介ではそんなに力を入れなくても良かったりします。

逆に期間が短い研修の場合、自分のことを知ってもらって記憶に残してもらうには、自己紹介をそれなりに工夫する必要があります。

工夫すると言っても工夫の仕方も状況によって変わってくる。

私は出身が沖縄なので、沖縄に関するネタなら多少は話せると思う。
ただ、それは東京のような都会では割と食いついてもらえるけれど、沖縄で研修を実施する時には何の強みにもならない。

受講生が現役のエンジニアで技術力の向上を目指している人たちばかりの講義なら、おそらく趣味や出身地の話よりも、今まで仕事でどんな経歴を歩んでどんな技術を持っているかの方に興味があると思う。

受講生が学生など、まだエンジニアではない人たちだとしたら、経歴や持っている技術よりも、出身地とか趣味の方が食いつきが良いのではないかと思う。

そんな感じで受講生の年齢層とか、職種とか、場所とかに統一性がなく色々な研修をやっていたりするので、定型文があまり使えなかったりする。

とはいえ、人間一人一人何に興味を持つかは異なるので、ある程度ネタを用意しつつもその場の空気感とか相手のリアクションをみながら臨機応変に内容を変えたり広げたりするのがベストなんだろうと思う。

結局は場数と、人としての引き出しの多さが重要になってくるのかもしれません。

仕事以外で話を広げられるような趣味や特技もあまりないので、もっといろいろな経験をして人としての引き出しを増やすのが今後のステップアップに必要なのかもしれない。

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