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記録する/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(23.9.24-23.9.30)

慣れっておそろしいな。と思ったのは

たとえばこのニュース、本来もっと長々とコメントしたくなるトピックだったと思うんです。

初報から2年超、事件当時から当代まで法務大臣が計5人。
かろうじてひとりは真摯な対応を目指す姿勢があった、と願望交じりに考えていますが、残る4名は「個人としてお悔やみを」述べたり、在任中23回の閣議後記者会見で一度もウィシュマさんの名前を出すことなく更迭されたり、あとは先代のコレな。

法を司る機関のトップのはずが、所属政党の統一した方角にしか目を向けないテイタラクだと、入管幹部の罪の有無を問うにあたって仲間うちで済ましちゃうのも当然のなりゆき。

でもね、この一連の動向は歴史に残りますからね。

■突然出てきた某「国営」放送の、こんな言いぐさ

米国籍を取得している日本人、ってキミらよくもヌケヌケと。
以外の感想を持てませんが、だって仮に犯罪者が出ました、他国籍を取得済だった彼/彼女を「日本人」とは呼ばないわけでしょ?
ナショナリズムとパトリオティズムは違う、どう違うのか。みたいなところからもう一回やりなおしだやりなおし。

って思ってたらちょうどこんな話が。

紀元前後の約千年にわたり展開した弥生時代。その幕を開けたのが、水田稲作や金属器文化を携えて北部九州沿岸部に現れた、朝鮮半島からの渡来人だ。彼らは遺跡から出土する骨の形の違いから、前代の縄文人とは姿がまったく異なるとされてきた。背が高くてすっきりした顔立ちの渡来人。対して、がっしりした肢体で彫りの深い在来系。両者は徐々に混じり合いながら現在の日本人を形作ったとされる。この説は「二重構造モデル」と呼ばれ、定説となっている。
(中略)
意外なことがわかってきた。渡来人の故郷である当時の朝鮮半島にも、縄文人に似た遺伝的要素を持つ人々がいたらしいのだ。つまり、二重構造モデルではまったく異質なはずの列島在来系と渡来人が、実は縄文時代以前から海を挟みつつ同じ遺伝子を共有していたことになる。

■今週はやたらとベトナムという単語が目立った1週間でした

最後の記事、具合悪くなったから病院に行った、在留資格の有効期限が切れていました。というだけで、医療機関は通報義務があるので対応するしかないし、通報されたら逮捕するしかない、みたいな日常風景ですけど、個人的にはもうちょっと人道的な対応の余地はあってもいいんじゃないのか、という自分の内側からの声を捨てたくないんですよ。

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