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活動量から学会のことを振り返る。~大変だけど充実した3日間の振り返り~

「2013年から計測をしている私の睡眠状態を眺めてみました」シリーズ第6弾、活動量から学会を振り返っていきたいと思います。
先日、弊社ブログでも紹介したのですが、日本睡眠学会第45回定期学術集会 第30回日本時間生物学会学術大会・合同大会に参加してきました。

とてもたくさんのお客様に来ていただき、有意義で楽しい時間を過ごさせていただいた反面、やはり前後はバタバタしてしまいやっと落ち着いてきたのが最近といったところです。

久しぶりに落ち着いて自分のデータを眺めてみると、睡眠学会中の慌ただしい様子が手に取るように分かったので、今回はそちらのデータを紹介していきたいと思います。

(文 : 睡眠関係営業担当 T )

SleepSign-Actについて

弊社製品には、SleepSign-Actという体動の大小から睡眠状態を推定するソフトウェアがあります。
以下のように、就床時刻・起床時刻・その間の睡眠/中途覚醒を推定します。

本来は睡眠判定・解析を主とした製品ですが、今回は昼間の体動に着目していきたいと思います。

俯瞰データ

睡眠学会は、
搬入日:2023年9月14日(木)
開催日:2023年9月15日(金)~ 2023年9月17日(日)
で開催されました。
そこで、上記を含む1週間をSleepSign-Actで表示すると、下記の様になります。

睡眠学会があった週のSleepSign-Act画面

パッと見ただけでも学会期間中は活動量(黒い棒グラフ)が多く、前3日のデスクワークの日と比べると歩数は2-3倍になっていることがわかりますね。
それでは学会中の様子をさらに詳しく見ていきましょう。

※補足
弊社ブログではたびたびSleepSign-Actを使った解析を紹介してきました。これまでは睡眠がわかりやすく見えるように、1日の時間軸を下図のような昼の12時-翌12時で表現しておりましたが、今回は日中の活動量に着目するため深夜の0時-翌0時で表現しています(上図)。

(参考:昼の12時-翌12時で表現した場合)

詳細データ

日中に何をしていたかをそれぞれの色で図示してみました。

活動量と行動記録

早速実際の学会時の行動と活動量を照らし合わせていきましょう。

●ローカル線・特急による電車移動(黄緑・緑)

図中黄緑・緑色の矢印を見ていただくと、まずはローカル線と特急の差が見えてきますね。
ローカル線は揺れが激しく、特急では座ってじっとしているのがわかります。
乗換によって大きく活動量が出るので区切りがわかりやすく見えるかと思います。

●搬入・搬出(紫)

搬入・搬出時は動き回っていることがわかりますね。
後述する学会中とはまた違って、一定の活動量がずっと続いている様子が見て取れます。

●学会(青)

学会中は確かに活動量が多いのですが、少し立ち止まってお話しをして移動してを繰り返しているので波があるように見えます。
また学会の3日目は少しお客様もまばらでしたので、最初の方は座って休んでおりました。全体的に3日目の活動量は少なめですね。

●ランチョンセミナー(水色)

今回、弊社では他社様と合同でランチョンセミナーを行いました。
その時の活動量は学会を通しても特筆して多く記録されていますね。お弁当を配ったり、並んでいただいている方々に資料をお配りしたりととてもバタバタしていたことを覚えております。
実際に活動量として表れているのは少し嬉しいですね。がんばった甲斐がありました。

●昼食(赤)

一息ついて昼食を取ったのが赤い矢印になります。
時間にして約15分から20分...息つく間もなく歩き回っていた中の束の間のひと時でした。

●決起集会と懇親会(オレンジ・ピンク)

出張の楽しみの一つといえば...そう決起集会ですね。
今回の睡眠学会は横浜で開催されたため、決起集会と称しておいしい中華を2日間続けて頂きました。(搬入日・学会1日目)
ばっちり2日とも二次会まで行っている様子が見て取れますね。いやぁ、おいしかったなぁ。
一方で、3日目は睡眠学会場にて開催された立食での懇親会でした。
同じ食事会といってもやはり立食会場では少し活動量が出ていますね。
ただ学会中ほど動いてはいないので、活動量としては「それなり」といったところでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。
こうして見ると昼間の活動量からいろいろなことを推察できますね。
日中こんな感じだったなぁという記憶と活動量を照らし合わせることで、何時から何時まで何をやっていたかが手に取るようにわかります。
SleepSign-Actは睡眠状況を把握するための製品ですが、日中の活動を見るのにも一役買ってくれそうなイメージがわいてきました。
次回のブログは日中の活動にフォーカスを当てても面白いかもしれませんね。

今回計測に使ったシステム

●睡眠/覚醒リズム研究用プログラム SleepSign-Act

※ 製品・ブログ等に関するお問い合わせは、上記リンクページ下部の「お問い合わせ」よりご連絡ください。

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