かける手間を選びたくなる朝のおうちカフェ提案
なんとなくシャキッと目覚めた朝は、動きが軽い。
水分をとって、ストレッチをして、床を掃く。洗濯機を回している間に散歩に出る。乾燥までしてくれる。導入してよかった。
洗濯物を干す手間を省いた代わりに、お豆を手で挽く。ゆとりある朝を満喫できると、こんなにも晴れやかな気持ちになるのだな、なんて。
気持ちと同じように晴れやかなグアテマラを細めに挽く。秋の空に似合う雰囲気に出来上がるはず。ダブルウォールグラスに注いでキラキラに。
夏が去るのを惜しむように、たくさん出てくるナスをトマトと挽肉と煮たものとパルメザンチーズを、薄く切ったバゲットにのせて焼く。ちょっとだけ手間をかけたいときに、作り置きは便利。
いかにも朝食的な香りが広がって、爽やかな朝をさらに押し上げる。窓辺にできたバジルと、目玉焼きも添えたら彩りも完璧。
やらなければならない。やるべきである。そんなことに追われて、自分が楽しむ時間を犠牲にしていたような気がする。ほんの少し、手間をかけるところを変えるだけで、こんなにも豊かな気持ちになれるなら、もっとおおらかでいいのかもしれない。
自分を豊かにすることは、贅沢なんかではないよ。
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