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ぼんやり寝坊した暑い昼のおうちカフェ提案

まるで猫みたいな雲が浮かぶ空からの日差しは強く、うっかり寝過ごしたばかりに、ベランダに焼きつきそうになりながら洗濯を干した。きっと昼頃には乾く。

急ぐ用もないし、落ち着いてコーヒーを飲もう。フルーティでなめらかなエチオピアがいいかな。シャキソ村のタデ農園のお豆。いちじくみたいな甘い香りと、なめらかな甘い余韻が上品でいい。

あわせるのはロシアンクッキー。真ん中のイチゴジャムがきらきらして可愛い。ジャムとコーヒーのフルーツ感が引き合って、ゆたかな風味が広がる。

揺れる洗濯物を眺めながら、わたしがやりたいことってなんだっけな、なんて考えてみたりして。

自由に文章を書いたり、コーヒーを淹れたり、のんびり本を読んだり。美味しいものを食べて幸せな気持ちになったり、それを共有したり。仕事場になるようなカフェができたら楽しいな。明るいけど穏やかな空間で、静かに好きなように過ごせる場所。

想像の中で、誰だって何にだってなれる。現実だって、やれば何にでもなれる。それは運でもなんでもなく、自分の気持ちひとつ。自分の行動ひとつ。ちゃんと自分のなりたい自分になろう。

ぼんやりと目覚めたわりに、自分のことを考える時間が持てた。タオルやTシャツみたいに、風に吹かれてはゆらゆらと揺れる気持ちを抱きしめる。

大切にしたいのは、好きなこと、好きなものを、好きと言うこと。楽しいことは楽しい、やりたいことはやりたいと言うこと。

わたしの心はわたしのもの。

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