皮膚筋炎のこと (2)
肩やら腕やら足やらが痛いので、まずは整形外科だろうか。
近所のクリニックを訪れ、肩やら腕やら足やらが痛いと訴え、心当たりがないと話した。
そのとき一番痛かった左の肩から上腕のレントゲンを撮ってもらったが、異常はない。
医師が「皮膚はどうですか?」と意外なことを訊いてきた。
皮膚? 整形外科で? と思いつつ、
「強いていうなら、手が荒れています」
と例のガサガサになった手の甲を見せた。
医師はこの時点で「皮膚筋炎という病気の可能性がある」と口にし、血液検査で確かめることになった。
この病気に罹患した人のケースを調べると、
病院にかかっても気づいてもらえず、なかなか診断に至らなかったという方もいて、
そんな中、この医師は早々に可能性に気づいた点、ファインプレーであった。
別件で発疹が出ていたため、皮膚科にもかかった。
発疹は塗り薬で治るものだったが、ついでに診てもらった手の甲は、やはり病気を疑わせるものだったらしい。
すぐにそれと気づいた点、こちらの医師も優秀な方で助けられた。
整形外科での血液検査の結果を、こちらへも持ってきてほしいと言われた。
2月上旬、整形外科にて血液検査の結果をいただいた。
クレアチニンキナーゼ (CK) という値が異常値を示していた。
正常値の上限が200程度であるのに対し、500オーバー。
その結果を持って再び皮膚科へ。
診断がつき、治療が始まる、これで痛みが取れる、と思って診察室へ入ったら、
総合病院を紹介するので行ってください、と言われて面食らった。
えっ、治療、まだ…? 痛いままなの…?
紹介された病院は平日しか開いていない。初診は予約を取らないといけないそうだ。
皮膚科を訪れたのは土曜日だったので、週明けに電話して予約するか、と思っていたら、
診療後、皮膚科の院長先生から電話をいただいた。
「総合病院宛にFAXで依頼しておいたから、週明け月曜日にすぐに行ってください」
あれ、そんな急を要することなの…?
皮膚筋炎は難病指定されている病気でもある。
そんな簡単なものではなかったのだ。
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