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鉄は熱いうちに打て 梅木本種子鋏製作所

前回、紹介させていただいたstudio KANROの内野さんが案内してくれた鋏の製作所です。普段はハサミを作っていらっしゃいますが、あずまやではカーテンレールや宿のサイン等いろいろ手がけていらっしゃいます。


「けっこうすごい職人さんで・・・しかもここの鋏は東京(おそらくごく一部の店舗)とスイスにしか売ってなくて」

けっこうすごい職人さん、、そんなところに気軽におじゃましていいものだろうか。カメラ嫌がるかなあ。あ、私なにも知識がないなあ。

そんな心配をよそに、この製作所の梅木さんにあたたかく迎えていただけたのですが、いやーすごい!この鋏すごいです!何がすごいって・・・語彙力がなくて申し訳がないのですが、ティッシュが切れる快感だったり、切れば切れるほど鋏が研がれるようになっていたり・・・構造の説明をいただいたのですが、私が下手なことを書くより、もうこの↓画像と映像を見ていただいた方が伝わると思います。

火風水土 自然属性エレメント四元素から作られるもの。ドキドキします。

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この1本の鋼を鋏の形にしていきます。

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どんどん形ができていきます。

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梅木昌二さん 

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イス?イスなんです。

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この作業台だけではなく、道具ひとつひとつをとても丁寧に使われている様子が伺えました。その道具をどう使うか、作り出しているものにどう息吹きを与えるかは製作者次第で、できあがるものがまったく変わってきます。梅木さんが作り出す、いままで出会ったことがない鋏、ぜひ種子島まで行って試してみてください。

とはいえ、今回は特別に作業風景を見学させていただいたのでした。
いつでも見れるというわけではないので、あしからずです!

梅木本種子鋏製鉄所の
パンフレットはたった数行の言葉だけ。それがグッときます。それだけで伝わると思うのでここに記します。

・伝承とは進化すること・

《1543年、ポルトガル人によってもたらされた鉄砲と共に伝わった唐鋏が、種子鋏の始まりとされています。
以来、幾多の職人により手打ち種子鋏の技は受け継がれ、進化しながら今日に至ります。
2枚の刃が、擦り合い切るのが特徴の種子鋏は
「友人、知人といった仲間、そして人生の伴侶と共に道を切り拓く」という意味で、種子島では様々な贈り物などに喜ばれております。》




梅木さんのところにおじゃまする前日に、池波刃物製作所さんで包丁を購入してました。対応してくださった店長さん?はなんと種子島に来る前はタワレコで営業だったかな?広報だったかな?とにかく刃物とはまったく関係ない仕事をされていたそうです!でもとても刃物愛にあふれていましたよ。
こちらもぜひ!


いただいたサポートはこれからも来双船がよい出会いができるよう、心から感謝しながら使わせていただきます!