ユニット楽曲・王道路線 〜『Lookup』〜
flapter君とのユニット『オーキソプター』のYouTubeプロジェクト第四弾をリリースしました。
Background Picture : © sarunyufoto2010
概要
リリックビデオ第二弾として公開した『この星をひとつ』と同様、
ツインボーカルでずっとハモる
バンドサウンドのアレンジを、生音中心にコンバートしたもの
アコギ・エレキベース・カホン+α
というオーキソプター王道路線(と個人的に呼んでいる)タイプの楽曲です。
楽曲のなりたち
楽曲のおおもとは、2013年5月 に作られました。
flapter君が1曲分のメロディを作ったものに、僕が歌詞をつけためずらしい共作パターンです。
コードや細かい符割を僕が直したり、逆に歌詞が埋まらないところをflapter君に手伝ってもらったりしたので、「word & music : kisoemusik & flapter」表記になっています。
録音の変遷
『この星をひとつ』と同様に、以前に録っていた「バンドサウンドをシミュレーションしたデモ」をベーシックに、歌や楽器を差し替える形で制作が進みました。
2014年12月に、使い始めたばかりのApple Logic Proの練習がてら、最初のデモを作ったのを覚えています。
その後、2016年・2018年にベースや12弦エレキを足したり、flapter君のVocalを試しに録ってみたりしましたが、決定版には至らず。
一連のリリックビデオ制作の際に浮かんだコンセプト『弾き語り以上・バンドサウンド未満』でアレンジしなおし、やっと形にすることができました。
今回の楽器構成
今回のアレンジ・録音では結局ほとんどの楽器・Vocalが差し替えになっています。
ゆいいつ残ったのは、エレキベースぐらいですね。
『この星をひとつ』ではレンタルしたヘフナー・バイオリンベースでしたが、この曲では元々持っていたプレシジョンベースを使いました。
Mix
ミックスについても「過去作で使った手法を踏襲しつつ、過去に挙がった課題のクリアと、なにかしら新しい手法を試す」方向で行いました。
踏襲した手法
フェーダーはゼロ位置に固定して、最終段のプラグインで音量をコントロール
距離感のコントロールにルームリバーブを使い、広げるホール系リバーブをちょい足し
複数のソースで再生し、ミックスの破綻がない事を確認
(iPhone SE 2nd Gen.とiPad 6th Gen.では内蔵スピーカーで鳴らした時のコンプ感が大きく違う)
過去作での課題
同じような楽器構成の『この星をひとつ』で、最後のマキシマイズ段階で音圧上げすぎてポンピングが起きていた。
マキシマイザー DOTEC-AUDIODeeMMaxは、うっすら持ち上げるぐらいに止める
今回、新たに使った手法
ボーカルのピッチ・タイミングをエディットする段階で、ボリューム感もあまりデコボコしないように調整。コンプは整える程度に。
今回、新たに挙がった課題
音数が少ないため、一つの楽器の音量しだいで全体のバランスが大きく変わってしまう。何度か調整したけど、リリースしてしばらくしてから聴き直すと、やっぱりカホンのスネアがちょっと大きすぎる感。
リリックビデオ
今回も、flapter君の手によるリリックビデオです。
素材集からの写真を初めて使いました。
Background Picture : © sarunyufoto2010
フォントも手書き風のものが良いと思って「ふい字」というフォントを使いました。
まとめ
この曲を公開するまでに、他にも2曲ほど並行で進めていました。
そちらの楽曲もそう遠くないうちにお届けできれば、と思っています。
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