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3年『漢字に思いをこめて』【家族愛】の指導案はこうする!

こんにちは。
今日は『3年「漢字に思いをこめて」【家族愛】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今日解説する教材は、
かなり変化球の教材です。

しかし、どんな教材でも発問と展開で
道徳の授業にできます。

どうやって考えればいいのか。

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「家族愛、家庭生活の充実」
3・4年の目標・・・・
父母、祖父母を敬愛し、家族みんなで協力し合って楽しい家庭をつくること。

3年生「漢字に思いをこめて」(光村図書)

あらすじ
「家族への思いを漢字1字にこめて書こう」という活動。
『待』『遊』『陽』『星』の例があり、自分の名前や家族とのエピソードが書かれている。

2 内容項目と教材

①活動の根本を考える

国語の教科書のイメージがある光村ならではの教材ですね。
家族に関する漢字を選んで、それについて思いを書く。

言語活動が基盤となっているので、国語の活動と言っても過言ではありません。
しかし、活動は国語的ですがそれに向かう心は、立派な道徳の授業です。

「家族」とテーマが絞られているので、家族について思いを馳せることになります。

しかも、対象を決めて漢字1字で表現する。
このひな形で、ある意味で「強制的に」家族について考える思考を作り出しているのです。

教科書の例をもとに、がっつり教科書の活動をやりましょう。
その過程で、子どもは家族に対する思いを深めるのです。

②条件を加えてもいい

「自分の名前の漢字以外」や「3分で漢字だけを決める」など、
条件を加えても面白いですね。

条件があることで、思考の幅が狭くなるように思いますが、
実際はそうではなく思考しやすくなります。

これは心理学の〆切効果を応用したものです。
〆切などある一定の制約を設けて、限られた条件の中で結論を出すという方法です。

提出〆切直前にがんばる。
試験の前に一夜漬けをする。
などがこれにあたります。

教科書にない条件を追加することで、授業に独自性が生まれます。
道徳に限らず、1時間の授業で1つは、自分なりのアレンジを加えられるといいですね。
教科書をいつもより速く読む、などの小さいアレンジで構いません。

③漢字と思いを共有する

もちろん、漢字と思いを共有することが大切です。
この活動で、友達の思いを知り、自分の家族についての思いを振り返り、
さらに深めることができます。

グループで読み合ってもいいし、発表しあってもいいでしょう。

3 導入

T:教師 C:子ども

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