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短歌

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2022年4月の記事一覧

宇宙杯 短歌

宇宙杯 短歌

桜花さざめきあいて散りゆくを逆髪たてて見るほかはなし

都合よき記憶を反芻しておりぬ夕暮どきの春の海です

恋猫の鳴きつすす夜の夢に会う君の背(せな)は悲しかりけり

※沙々良まど夏さんに誘われて、宇宙杯〈短歌〉に参加します。

宇宙かっちーさんに誘われて、宇宙杯〈俳句〉にも参加しました。
なんとなく宇宙づいている四月です。

↓ 宇宙杯〈俳句〉

ドライブ短歌5首

近景がシュンと飛び去るスピードのファイルしきれぬ楽しさを知る

ふるさとをまとめて何処(どこ)へ向かうやらいつも心はふるさともとむ

川のある景色にあいて安らげど心にあるはふるさとの川

この道の続く処(ところ)の果(はた)てまで走り続けてゆくのもいいか

ここちよい虚脱が襲う暁(あかとき)の別れのようにエンジンを切る