2021_0826_本読み

8月26日(木)は、

山崎
1、『ヘビと船長 フランス・バスクのむかしばなし』ふしみみさを 文、ポール・コックス 絵、BL出版


久々の絵本(きよもとさんにお薦めしていただいきました)でした。見開きが、4コマ的に割られているのが、面白いレイアウトでした。フランス人の絵描さんですけれど、安西水丸さんみたいな日本風な感じもあります。
怖くて、
試みを繰り返して、
ハッピーエンド、
という昔話らしいお話でした。


こいでさん
2、『芸術と科学の間』福岡伸一 著、木楽舎、 Ⅴ バベルの塔 らせんの塔が表す傲慢さ 連続する渦生命の営みを示す
 うつろう世を表す


山崎は「らせん」は好きな形なので、興味津々で聞きました。ブリューゲルのバベルの塔は現存するもので2つあると、後で検索して知ったのですが、どちらの絵も、意外と、らせんであるかないかわからないです。二つ目の文はダロウの書の渦のページ、三つ目の文は、ケルト文化に伝わるブリギットの十字架がテーマでした。カヤツリグサ科の灯芯草を使う細工物「ブリギットの十字架」は初めて知りました。


めいさん
3、『節英のすすめ』木村護郎クリストフ 著、萬書房、
不足ではなく、過剰に対して


節電のお話が続きます。
セーの法則が出てきました。Wikipediaによると、「非貨幣市場の総供給と総需要が常に一致する」という原則だそうです。ここでは、消費を増やすことで供給も増やし、またそれにあわせて消費を増やす、という回路を作動させ、節電と逆の動きをすることを書いていました。それは、自然の法則に反するので、いつか破綻は免れない、ということだと思います。


きよもとさん
4、『ここにないもの - 新哲学対話 』野矢 茂樹  著、植田 真 イラスト、中公文庫


著者の短い後書きに書かれていた通り、あとがきになるはずだった、川上弘美さんの 「ここにないもの」に寄せて 。
この冒頭に置かれていた文を再読しました
読後なのもあり、すごくわかりやすかったです。

山崎
5、『幼なものがたり』石井桃子 著、福音館書店、307〜313ページ 往来を往き来する人たち


らお屋、糝粉細工屋、炒り豆屋、定斎屋、孫太郎虫屋、富山の薬屋さん、が出てきました。定斎屋は、全く名前を知らないもので、孫太郎虫は知っているけれどもそんな薬屋もあったか、と驚き、富山の薬屋さんは、山崎が子供の時もうちに来ていたな、と思いました。めいさんの実家では、今も来ている(ただし、洗練された形ではある)とのことでした。

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