2021_0912_本読み

9月12日(日)は、

山崎
1、『ドラッカーと論語』安冨歩 著、東洋経済新報社、第1部ドラッカー思想の本質、
第3章イノベーション〈学習〉 
ドラッカー思想の根幹
第4章全体主義〈組織の罠〉
『マネジメント』をより深く理解するために
ドラッカー思想に影響を与えた「ナチス」
二〇代でナチスの本質を見抜く
マネジメントが生まれた理由
(1309から1444/2724)


今日は、論語の引用は無しでした。

時代も地域も離れた、孔子とドラッカーが人間社会について同じ洞察を得たのはなぜか。そのことを知るには、彼らの育ち生きた時代を知る必要があります。ドラッカーは1909年、ウィーン生まれ。

山崎は、最近いくつかの本を読むまでドラッカーをほとんど知らずにいましたが、20代前半で、ナチスの迫害をさとってドイツを脱出した、そしてそのような社会になるのを防ぐにはどうすればいいのか、が研究と実戦のテーマになった、という経緯がわかりました。

多くの国民があっという間にナチスに煽動され、流されていく様子が端的にわかりました。
この間、Netflixにあるヒトラーのドキュメンタリーで、ヒトラーの演説や動き、集まる人々の歓声を見たので、よりリアルに感じました。
山崎は『魂の殺人者』(アリス・ミラー著、新曜社)を読んでいて、ちょうどヒトラーの子ども時代の章に差し掛かっているところ。長期間少しずつ輪読している『部分と全体』(ハイゼンベルク著、みすず書房)も、ついこの間までナチス政権下の話でした。


こいでさん
2、『芸術と科学の間』福岡伸一 著、木楽舎、 Ⅹ メランコリアⅠ すべて500年前の絵の中に(デューラーの版画、メランコリアⅠ 絵画修復は情報の上書き(エリアスガルシアマルティネスの絵が塗り替えられてしまった話) 降りつもるのは、時間そのもの(東山魁夷の絵)
 

今日は、美術のタイプが二転三転しました。ものをたくさん入れ込んだデューラーの版画は、いくらでも意味を深読みできそうですごいですね。幾何立体が、L型のアミノ酸?の結晶の形?とは知らなかったです。
そして、結晶には鏡像関係になっているL型とD型があるが、生き物はそのうちL型だけを使うというのもびっくりです。
D型のグルタミン酸は味がしない、というのは本当に驚きました。


めいさん
3、『節英のすすめ』木村護郎クリストフ 著、萬書房、2、 9.11と英語  コラム2 外国語教育から見た安保法制論議の落とし穴(457~552/3674)


外国語教育が英語に重点を起きすぎているため、日本とアメリカ、他は(仮想)敵、というような、とても偏った視点になってしまっています。

安全保障は、本来、地政学的に周辺国の現実の状況に目を配りながら自国の身の振り方を考えなければ意味がないですが、英語以外の外国語教育がとても弱いため、考え方が偏ってしまい、有意義な議論ができない状況を産んでいます。

この間読んだ、『世界標準の戦争と平和 ーー初心者のための国際安全保障入門』(烏賀陽弘道 著、扶桑社)を思い出しました。そもそもどこから考えるべきか、というのがほんとにわからなくなってしまってる、と思います。

支配されてる状態にあり、それが自覚できないのがとても問題です。山崎はぼーっと生きてるので、そんなことが山ほどありそうです。いろんな言語から情報を得ることができれば、いろんな見方をしてる人がいることがわかり、支配状態が自覚でき、有意義と思います。


きよもとさん
4、『アインシュタイン 時をかけるネズミの大冒険』トーベン・クールマン 作、金原 瑞人 訳、ブロンズ新社
多分、3/4くらいまで?


丁寧な絵に、みんなで感心していました。時を隔てた、同じ部屋(アインシュタインが1902年から1909年まで勤めていたベルンの特許局の屋根裏部屋、かな?)。どこが変わった?
ん、タイプライターがパソコンに?
まだ、どういう結論になるのか、わかりません。

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