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2022_0922_本読み

<1181字>

冒頭の写真:
アキアカネ。名前からして、秋ですね。
ここにコピペすると鈍い写真になってしまいますが、
iPhoneで撮っただけのこれで、山崎には十分な精細さの写真。

こちらが動くと深度のある斑紋が移動する、大きな複眼。
すごく精密な実験機械を想像します。
抱えるようにしている脚の安定感。
静止していながらこれだから、
飛ぶ時もあのように軽々と行くんだな、と腑に落ちます。



9月22日(木)は以下を読みました。

『進化とは何か』 
リチャード・ドーキンス 、吉成真由美 編・訳

第六章 真実を大事にする ドーキンス・インタビュー 
早川書房

吉成真由美さん、チョムスキーやダイヤモンドらにインタビューした本も出版されている、ということをきよもとさんに教えていただきました(さっそく図書館で予約)。

今日のところでは、スケール感の掴みにくさを話題にしていましたが、以下山崎の理解。

長さや大きさ、もなかなか実感するのが難しいので「東京ドームいくつぶん」とか言います。さらに、難しいのが時間です。時間は「量(長さ)」に置き換えるのが、客観的に実感する方法なのだと思います。

ドーキンスはたびたび例えとして、ロンドンからローマくらいの距離になる、などの表現をかなりしつこく使います。
多分、こういう実感可能なものへ置き換えて想像する練習を積む、ということが科学的理解への一歩となるんだろうな、と思いました。

何か基準にするものを仮にでも決めないと、
全く考えられない、
というのは時々感じることです。

(音読した人:山崎)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫


北一輝の処刑に際して、中里介山が詠んだ漢詩が引用されていました。

また、103歳まで生きたという張群ちょうぐんへ問い合わせるも、
大量の書簡を整理中でまだ返答できない、という話もありました(戦後はこの人は台湾に居たのでしょうか)。

(音読した人:こいでさん)





『福沢諭吉 (コミック版世界の伝記) 』  

上永 裕正  監修、吉田 健二 著
ポプラ社

基礎知識解説で、蘭学のこと。
1716年に8代将軍吉宗になってから、キリスト教以外の本が解禁(?)され、蘭学が盛んになった、とのことでした。これによって有名な『解体新書』(ドイツで出版された本のオランダ語の翻訳)が可能になったんですね。

福沢諭吉は、アメリカに2回、ヨーロッパに1回、視察の旅に加わっていました。

(音読した人:めいさん)





『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
四〇 霜に今(壬生山家)138~140ページ

挙句、

〈 あぶみにつけるすみれひとふさ 〉

が、かわいかったです。
ついつい「つける」を「つけた」と読み取ってしまったこともあり。
「ついている」っていうことですよね。

(音読した人:山崎)




















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