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2023_1025_本読み

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冒頭の写真:
ジョギング中や歩いてる途中、ついつい吸い寄せられるのが、ギンモクセイらしき花の香り。香りの元を探すと、どこもヒイラギモクセイでした。前も書いたとおり、生垣だと葉がきたないのですが、一本づつ植わっている木は意外に美しい状態。こういうのをあらたに5本も6本もみつけたので、ほくほくした気持ちです(花がないと、こういう木ってほぼ意識に入らないから)。


10月25日(水)は以下を読みました。


『巨匠とマルガリータ』 
ブルガーコフ 著

集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ

やはり、この章のタイトルのとおり「巨匠」登場です。謎の侵入者が自分を小説家の巨匠だと紹介しました。が、名前はどうでもいいとのことで名乗りません。ピラトの小説を書いたことや、恋話をどんどん語ってきます。
聞き手である詩人ベズドームヌイ(イワン)と共通する、ピラトに関する体験は、とても気になります。どういうこだわりなのか、それが知りたくなります。

(音読した人:山崎)





『喜多川歌麿女絵草紙』 藤沢周平 著

文藝春秋

歌麿と、蔦屋の番頭たる馬琴のやりとりの間に、寛政の改革で強まった禁制による出版業界の栄枯が簡潔に語られて、聞いているこちらも知ってるビッグネームの浮世絵師や版元たちの配置がさーっとわかっていくのが嬉しかったです。
お上と出版業界のいたちごっこ。

(音読した人:こいでさん)





『星につたえて』 安東 みきえ 著、 吉田 尚令 イラスト

アリス館

星とくらげが互いにお話をする絵本です。
ここには出てきませんが、くらげの漢字は「海月」や「水母」。とてもイメージを飛ばせる印象があります。そんなことを思わせる絵本でした。

(音読した人:はやしさん)





『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集) 

岩波文庫

今回も漱石の書簡で『明治豪傑譚』という本についての評が書かれていたみたいなのですが、難しい候文に集中力をaaa失ってほとんど頭に入ってない。。。
あとで読み手のめいさんがこの本が紹介されているブログを教えてくれ、確かに面白そう。2016年に ISM Publishing Lab.というところから復刻版(国会図書館蔵書シリーズのようです)もでてます。

(音読した人:めいさん)






『芭蕉七部集』  中村俊定 校注

岩波文庫
『猿蓑』

〈 這い出よかひ屋の下のひきの聲  芭蕉 〉

かひ屋は蚕を飼ってるところ。
うちでは10年くらい前、大発生したアオドウガネ(緑色の美しいコガネムシ)のいる木の下のエアコンの室外機のその下に、ヒキガエルが二匹もひそんで待ち構えていて、虫が落ちたらすぐ食べる、という行動が観察できたことがありました。

(音読した人:山崎)

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