2023_1021_本読み
<1184字>
冒頭の写真:
ジョギングしてると、甘い香りがしてきて、まわりを見回します。ヒイラギモクセイの白い花を見つけて満足。キンモクセイよりもはるかに品よい香りで大好きです。
残念なのは、ウィルスによるのか葉がきれいな木をほとんど見たことがないことです。
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10月21日(土)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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13 主人公の登場
という章題のところにさしかかりました。はじめに載っていた「主要登場人物」にある「巨匠」いよいよ登場でしょうか。ここまで随分長々と読んできたんですが、まだ「巨匠」も、その愛人だという「マルガリータ」もまったく出てきていないですから。
場所は精神病院のベズドームヌイの病室。そこに謎の侵入者が。ベズドームヌイの口からこれまでのいきさつを一つ残らず語らせ聞きたい様子のこの侵入者。いかにも、この文の著者、すなわち「巨匠」っぽいです。
物語全体がどういう「入れ子」になっているのかも楽しみになってきました。
(音読した人:山崎)
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『喜多川歌麿女絵草紙』 藤沢周平 著
文藝春秋
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山東京伝の紹介で蔦屋重三郎の耕書堂にやとわれた、まだ27才の馬琴が、仕事の催促?交渉?で歌麿を訪れたシーンです。馬琴といい、歌麿の絵のモデルのおこんといい、人物の描き方が味わいがあって、うれしくなります。江戸時代だからというのもあるのかもしれませんが、落語を少し思いました。
(音読した人:こいでさん)
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『エルメスのえほん おさんぽステッチ』 100%ORANGE 著
講談社
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ハイブランドというのか、今、そういう企業はいろんなことをやるのですね。
有名イラストレーターの可愛い絵本です。ライオンなど絵本でお馴染みの動物たちに「いいもの」を縫ってあげるおじさんの店には「HERMES」の看板が下がっているのです。
(音読した人:はやしさん)
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『犬が星見た』 武田百合子 著
岩波文庫
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ブハラを観光。
ウォッカを注文しようとして、ことばが全然通じない。で、よっぱらったしぐさで一発で通じた、っていうのが「らしいなぁ」と感じました。この人がやったら何か笑ってしまうように面白くて通じるんだろうな、って雰囲気が今まで読んできての印象です。人と居ることが上手です。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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〈 さびしさにまろうどやとふまつり哉 尚白 〉
まつりでみんな出払って人が居ないのでつまらないから、他の家の客に来てもらっていっぱいやってる、というような解説がありました。
日本語話者なので、そういわれてみれば、そういうことか、と
わかるのですが、それにしても、少ない単語で出来上がった詩の面白さと難しさを、このところ感じ続けています。
(音読した人:山崎)
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