2023_0415_本読み
<1053字>
冒頭の写真:
季節がわかるといいな、と植物の写真が多いですが、今日は箱です。
山崎は、手作り製本を教えてるのですが、新学期を迎え、自己紹介の時、
本も箱も「中になにかが入っている」ということをしゃべりました。
今の山崎にとっての旬は「箱」なのです。
この箱は、30年前、製本の見習いの時、初めて仕事で作った物です。
(釘と板(とボンド)を使えば、箱って作れるんだな、しかも欲しいサイズの、というのが自分としては「すごい気づき」でした。)
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だいぶ前になってしまいましたが、4月15日(土)は以下を読みました。
『あまりにロシア的な。』
亀山郁夫 著
青土社
第4章 記憶の冬、冬の記憶
1 陶酔の実験
モスクワ便り 書簡5
(210〜214ページ)
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登場する人物。
ニコライ・グミリョーフ、アンナ・アフマートワ、セルゲイ・マンデリシターム。
登場することば。
アクメイズム。アヴァンギャルド。
アクメイズムはアヴァンギャルドとは全く違うものだそうです。
人物もことばも、山崎はほとんど全然知らない領域です。
(音読した人:山崎)
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『沖縄ノート』 大江健三郎 作
岩波新書 から
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沖縄へ、船で旅するシーン。性倒錯のアメリカ人のあやしい誘いから少年を救い出そうとする筆者なのだが、かえって無視されてしまう。
この時代の沖縄と日本の関係を思わせる挿話。
思いが空回りしている経過観察を延々と書き連ねていく筆者。
(音読した人:こいでさん)
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『スマホをひろったにわとりは』 ニック・ブランド 作 いしだみき 訳
マイクロマガジン社
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まず、面白い展開になるのかなと思い、
いや、どちらかというとナンセンスなお話なのかなと思い、
最後は意外にシンプルなスマホ批判なのかな、と終わりました。
(音読した人:はやしさん)
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『俳句的生活』 長谷川櫂 著
中公新書
第9章 友
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10代、20代と、自然に向き合って俳句を作っていた筆者は、30代半ばからは、友との間で句を作るようになりました。
それには、神戸の震災の後ということともからんでいます。
が、そもそも俳諧や短歌という日本の詩のやりかたが、孤独なもの同士があつまりで作るもの、という独自の伝統を持ってるということも語られました。
そして、人生で起きるあらゆることが俳句に詠めねばならない、という気概も。
メモに閑古鳥のことがありました。これ、カッコウのことだったとは全然思っていなくて、知っておどろきました。
(音読した人:きよもとさん)
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