2022_0518_本読み
<1067字>
冒頭の写真:
友人から頼まれた、鯉のぼりのモビール、糸が切れちゃったので、糸を全とっかえしての直し。
ずいぶん前の、いせ辰の玩具なのですが、吊るしたらすごく素敵でした。
モビールの糸の位置って、思ったよりはるかに微妙で、最後の調整にちょっと手間取りました。
それにしても、改めて、慎重にする作業って、心落ち着くと思いました。
縫いぐるみ用の長い針を使って、
お腹からひれまで貫通させて糸を付け替えるのが、楽しかったです。
ちょっと実物の魚を「扱ってる」気分がありました。
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5月18日(水)は以下を読みました。
『虹の解体』
リチャード・ドーキンス 著
福岡伸一 訳
早川書房
序文
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まず、ニュートンが科学的に虹を解説したせいで、興趣が全て失われた、とするキーツのことを槍玉にあげます。
科学って、そういうことじゃないんだ、ということを丁寧に書いていく本みたいです。
そういいつつ、著者は、キーツの感受性をとても愛しているので、たくさん引用していくようです。そもそも、タイトルのUnweaving the rainbowも、キーツからの引用だそうです。
(音読した人:山崎)
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『学問のすゝめ』
福沢諭吉 著、
岩波文庫
十編 前編のつづき、中津の旧友に贈る
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ものごとには順序ってものがある。
酒を飲んで遊び呆けてしまう人に、学問学問と勧めても効果はなく、まず酒を止めさせることだ、というのが印象的でした。
(音読した人:めいさん)
『目の見えない人は世界をどうみているのか』
伊藤 亜紗 著、光文社
第2章 感覚 読む手、眺める耳
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最初、毛であって保温などの役を果たしていたものが羽毛となり飛ぶことになる、つまり「器官」にはまだ発揮されていない豊かな可能性がある。
(まあ、何億年とか、進化にはかかるんですけれど。)
これと同じ質の可能性を、障害を持ってしまった人の「器官」が別の感覚に開かれていくところに見出していました。
(音読した人:こいでさん)
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『本の中の世界』
湯川秀樹 著
岩波新書
「海潮音」
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昔の人は、本当に教養が深かったな、と思わされる、豊かな内容でした(物理学者じゃないみたい、って発言があり、山崎も大変失礼ながら、頷いていました)。
『海潮音』のことばの調子が、浄瑠璃のそれに似ている、と両方の例を挙げられると、確かにそうかもしれない、と思わされ、どちらも読んでみたくなります。エミール・ヴェルハーレンの「世界」という詩も。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』
岩波文庫、松尾芭蕉
三二 有難や(曾良俳諧書留)108〜110ページ
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足引の、は、山にかかる枕詞。あとで調べて、それはわかりました。
全体的に、戦の凄惨な気配が感じられるところでした。
(音読した人:山崎)
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