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2022_0721_本読み

<1183字>

冒頭の写真:
息子が捕らえた、ウラゴマダラシジミ。だいぶ疲れた個体でしたが、ちゃんと見るのははじめててで、名前も調べて知りました。

翅の表の写真がうまく撮れなかったのですが、ミドリシジミのメス的な、地が焦茶で真ん中の方が白や水色っぽくなってました。

いわゆる「ゼフィルス」の仲間だとは知らなかったです。



7月21日(木)は以下を読みました。

『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著

福岡伸一 訳
早川書房
第7章 神秘の解体

テレビで霊能者がおまじないをかけると、視聴者の腕時計が止まる、というトリックを、

時計の電池は一年で切れるとして、ある日に時計の止まるのは1/365のの確率………、
などというところから始めて、
つまり、数値化しおおよその確率を出し、理屈でその仕組みを説明しました。

偶然の一致はめずらしいものではない、という数学による理解と、人間の体感とか実感にはおおきな隔たりがある、ということの一つの例と思いました。

(音読した人:山崎)





『ある「小倉日記」伝』 松本清張 著

新潮文庫

失われたかに見えた、調査の手がかりは思わぬところから繋がりました。

そして魅力的な女性への気持ちも加わわります。

鴎外の小倉時代は明治32、33(1899,1900)年。
文中で40年後と言っていたから、このお話の舞台は1940年、昭和15年ころか、とわかるとなんとなくちょっと「触れた」ような気になります。

(音読した人:こいでさん)





『青葱を切る』    藤本徹 著

ブラックバードブックス

「ミチルの夏」
という詩でした。語り手はおそらくミチルという名の若い女性と思われます。

ここまで数編の詩を読んできて、歌の歌詞のようだな、と思いました。普段、誰が歌っているのか、ってあまり考えずに聴いてますが、こうして、同じ詩集で、詩ごとに語り手が変わると、否応なく意識させられます。

この詩は、自分が空虚になってて、そこに光がはいってきてしまう感じが嫌な感じ、というのが良く感じられました。

(音読した人:きよもとさん)








『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
「やまなかしう」 120~1ページ

「馬かりて」の歌仙が巻かれていく様子、とちゅうの芭蕉の添削とか、褒め言葉、つける言葉はこれでいいが、句はいまいちなので、君も詠んでみて、とかそんなやりとりがあって、とても面白いです。

Making of ~~ という類とも感じるのですが、確かに芭蕉の捌き、添削はすごいと感じたり、座の楽しそうに盛り上がってる雰囲気などが、簡潔な付言で表現されてて、これ自体が一つの作品、と感じます。

〈 手まくら移りよし。汝も案ずべし、と有りけるゆえ 〉

と芭蕉に言われて、二句詠んでみる北枝、とか、お互いに褒めあっていたりする楽しさを、リアルに感じました。

(音読した人:山崎)

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