2022_0122_本読み
1月22日(土)は以下を読みました。
山崎
『しゃぼん玉 その黒い膜の秘密』立花太郎 著、中央公論社、1974年刊
4 石けん膜の構造
層状構造の液体
☆
しゃぼん玉の膜は層状になっている、という話から、それは「液晶」という状態です、と見慣れた語へと導かれました。意味をよく考えたことはなく、驚きました。液晶モニターなどが層状構造を理由に映るんだな、と思うと、どうなってるんだろう?ということが前より気になります。
この節の最後は、
〈生体内の膜組織(生体膜)はスメクチック形の液晶と著しく類似しているので、この形の液晶の研究はライフ・サイエンスの立場からも有意義である。〉
と終わってます。50年後の今、生体膜の研究はどうなってるんでしょう。興味津々です。
はやしさん
『ながみちくんがわからない』
数井 美治 作、奥野 哉子 絵、BL出版
☆
学校帰りのながみちくんの何気ない一人ゲーム(ひとつの石を蹴って帰ること)が、女の子の目線で作文されてて面白かったです。みんな、小学生の時に自分のやっていたことを思い出してしゃべって楽しかったです。
めいさん
『節英のすすめ』
木村護郎クリストフ 著、萬書房、
コラム8 日本語話したいのに ー 話してもらえない在日外国人 ベリングラート木村園子ドロテア 文
(3025〜3058/3674)
☆
このコラムの書き手は、著者の妹さんかお姉さんのようです。話題は彼女のパートナーのことです。日本大好き、日本語をそれなりに使っているドイツ人。日本へやってきて、なかなかすんなり日本語を使わせてはもらえない、環境というか状況というのか、が書かれていました。
きよもとさん
『家守綺譚 』梨木 香歩 著 、新潮社
貝母
☆
貝母(ばいも)は20年?くらい前から、山崎の実家の庭にもあります。きっと父がどっかからもらってきて植えたのではないか、と思います。ファンタジーじみた渋い可愛らしさの花です。銅版画の博物図鑑を思いだします。
大名竹の筍は、掘らなくて、伸びたものを折り取って食べれます。これも庭にあります。
この本には、山崎が親しんでる植物がどれだけ出てくるんだろう、と驚いています。
山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、
二〇 雪の夜は(幽蘭集)72〜74ページ
☆
かたびら、が出てきて、死装束の経帷子を思ってしまったのですが、夏用のひとえの着物のことだそうです。
片(両の対で、一枚の意味かな)、びら(ひらひらしてる感じ、布っていうっこと)かな、って勝手に想像しました。
句がどう繋がってるのか、音の感じからどんな感覚のことばか、などなどを想像しながら読み取っていくのが楽しいです。
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