2023_0823_本読み
<1275字>
冒頭の写真:
スズメバチ、いや、似たガだ、えーとスカシバ!
と大喜びで写しました。その後、スカシバガで検索すると、検索したサイトだけで40種以上載っていて、これは多分セスジスカシバ。
それにしても、その40種のほとんどがスズメバチやドロバチなどの黄色い縞のあるハチに似ています。進化学のことを思い出し、どんなふうに分岐していったのだろうか、またそれぞれ別のハチに似てるのはなぜ?など思いました。「擬態」って改めて、不思議です。
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8月23日(水)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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ベズドームヌイを精神病院に連れて行ったリューヒンは、ベズドームヌイの罵詈雑言に腹を立てましたが「お前の詩は「くそ」だ」という「真実」から逃れることができず、落ち込みます。で、病院から店じまい間近の朝の酒場にもどり、ウォトカをぐいぐいです。
(音読した人:山崎)
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『沖縄ノート』 大江健三郎 著
岩波新書
Ⅲ 多様性に向かって
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全軍労は駐留軍で働く労働者の組合。これのストライキを受けて、その時に渦中で書かれている、と感じられる文。知識がとても欠けているので、単語を書き留めることしかできません。
この当時(1969年)本土並返還ということが主張されていた。
返還にあたっては大量解雇ということもある、とされていた。
古堅宗憲氏という復帰活動家の火事での死去。
(どうしてそんなことがおきたのだろうか?)
(音読した人:こいでさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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明治24年の書簡の最初。漱石から子規への17通目。
やたらに格式張って感じられる候文です。多分、親しい友人に面白がってそうしてるんでしょう。
最後は、ちゃんと試験を受けてね、と口語調でアドバイス。
明治の大学生のリアルな感じ、と想像しました。
(今の大学生とは、そうとうに違うエリート。)
(音読した人:めいさん)
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『犬が星見た』 武田百合子 著
岩波文庫
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ハバロフスクの空港で、仕切りが全くない女子便所で、真剣な視線の無表情の人々、立ちションの人もいる、など描写が細かい。
飛行機の食事を褒めていました。白パン黒パン、キャビア、子牛肉………
〈 なんておいしいんだろう。輸入しないでみんな我慢して頑張って働いている国の食物だ。 〉
と。二宮金次郎を思い、しんみりした気分になった、とも。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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猿蓑「冬」が終わり「夏」。
〈 有明の面おこすやほととぎす 其角 〉
冒頭、ほととぎす!と思ったら、12句連続でほととぎすでした。
山崎住んでる東京23区でも、声は時々聞くことがありますが、それがどの季節だったか。セミと違って「夏」を思う感じはないです。
一度だけ姿を目撃し、意外な小ささに驚くととともにとても嬉しかったのを憶えています。
其角のこの句は、百人一首の和歌を踏まえたものだそうです。
(音読した人:山崎)
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