2021_0922_本読み

9月22日(水)は、

山崎
1、『ドラッカーと論語』安冨歩 著、東洋経済新報社、第3部 ドラッカー思想の現代的意義
第6章ポスト資本主義〈組織解体の時代の組織〉
関所の消滅
ブランド
関所なき時代のコミュニケーション
(2135から2259/2724)


今日の論語の引用は
・為政第二、一


「関所」という表現はわかりにくな、とか、どうもP2Pについて書いてある内容が納得できない、とか、参加の方の感想があり、良かったです。
山崎は、安冨ファンなので、批判的や客観的には読んでないことが多いので、大事です。
コンピューターについては、この本が2014年の出版なので、相当事情が変わったな、と思います。
ちなみに、山崎が初めてzoomを使ったのが2015年で、今のウェブサイトを作ってもらったのが2014年でした。
そして、ともかく、このコロナで全て激変しているところですね。
まあ、山崎はちょっともたもたしているところですが。



こいでさん
2、『誤動作する脳』樋口真美 著、医学書院
五感という名のメッセージ
 やっと浸かった温泉は……
 認知症の人がお風呂を嫌がる理由
 目でも耳でも鼻でもなく「脳」の誤作動


温泉に入った時の違和感、ということに、山崎はなんとも言えない気持ちになりました。汗ビッチョリの服をきているような、という雰囲気の言い方でその違和感、気持ちの良くない様子を表現されていました。
そこから、もしかしたら、認知症の人がお風呂を嫌がることがあるのはシンプルに「気持ちがよくないから」という普通の人の想像外のことなのかも、と推測していました。

樋口さんの文を読んでいると、
脳の体全体への影響は想像をはるかに超えていると感じます。
「脳」と言ってもわかりにくいけれど、ここで書かれている通り、
五感、ですね。
五感をなんとかいい状態に保てば、身体は随分いい状態になるだな、と思いました。




きよもとさん
3、『声で楽しむ美しい日本の詩』谷川俊太郎編、岩波書店


今日の詩は

「凧」 中村稔
「石を煮て」 高野喜久雄
「地球に  種子が落ちること」 岸田衿子
「他人の空」 飯島耕一

音読することをテーマとした詩の本なので、その視点から見た谷川さんの附言が、とても考えさせられます。

飯島耕一は、自分で自作を音読することは頑なに拒んでいた、とのこと。
誰かの声を介する事なく、書かれたものを味わって欲しいとの意図とも思える、的なことを書かれると、なるほどと思います。

どれを最終的、決定的、表現とするのか、が、「詩」には色々考えられるものだなー、と感心しました。



めいさん
4、『節英のすすめ』木村護郎クリストフ 著、萬書房、3、「自国化」による情報伝達の屈折 英語圏の役割
英語圏バイアス(763~816/3674)


イギリスの王室の子供誕生、アメリカでの6才の子の誘拐事件、などが例として出てきました。冷静に考えれば、日本で(国際ニュースで)報道される必要があるのか「?」という内容です。このことから、記事の選択まで英米のものに非常に影響されていることは明らかです。

英語圏の考えに基づき、しかも日本語になっている記事にいつもさらされていれば、それが正しく思える傾向になるかもね、そうなっても不思議ではないよね、と注意喚起していました。



はやしさん
5、『うさぎのさいばん』
キム セシル  (著), ハン テヒ (イラスト), かみや にじ (翻訳)
 少年写真新聞社


韓国の絵本。このうさぎの頓知は、どこかで読んだことがあります。韓国の昔話が元だそうなので、昔話に共通するネタなのかもしれない、と思いました。


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