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2022_0921_本読み

<1100字>

冒頭の写真:
ピンクがかった白いヒガンバナ。赤のより少し早めに咲きますし、赤のより花が逞しい感じです。種がちがってる?交雑してるのかな。

こどものころは近所ではほとんど見かけることが無かったので、形も珍しくて神秘的に感じていました。

ですが、今は白も赤も珍しくなく、あるところにはいっぱい咲いています。



9月21日(水)は以下を読みました。

『進化とは何か』 
リチャード・ドーキンス 、吉成真由美 編・訳

第六章 真実を大事にする ドーキンス・インタビュー 
早川書房

本書の巻末付録的な、訳者によるインタビュー。
代表的な著書について聞いていく流れで、ちょうど『虹の解体』のところまで読みました。音楽は演奏家と観客が居てなりたってるけど、自然科学にも観客を育てるような教育が大事と力説していました。

音楽同様、あるいはそれ以上に、自然科学を楽しむためには経験とか学習が必要だからです。

山崎は、上のようなドーキンスの教育対象に当てはまってる、と思います。自然科学を理解したいって思いつつ、なかなかわからないところも楽しいと思っています。

(音読した人:山崎)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫
北一輝の「盟友」張群ちょうぐん

張群ちょうぐんは蒋介石の国民政府の外交部長(外相)。

その張群の発言が取り上げられていました。その内容は、

欧米列強は、中国の中身を奪うが、外の箱はそのままにしてくれる。
一方、日本はその逆。つまり体面(外の箱)を非常に重んじる中国のありかたを踏み躙る。このやりかたはいいことが何もない。

というようなこと。
江戸時代までずっと尊敬して止まなかった中国を、日本はなぜそんなふうに扱うことにしたのか、山崎には疑問でした。

(音読した人:こいでさん)





『福沢諭吉 (コミック版世界の伝記) 』  

上永 裕正  監修、吉田 健二 著
ポプラ社

門閥制度でがんじがらめになっていた中津藩の会計係の息子として生まれた福沢諭吉のことがわかりやすく描かれてました。

オランダとだけ、しかも出島だけで交易する鎖国、とか、参勤交代とか、門閥制度ももちろん、江戸幕府の制度設計は非常にすぐれていたので、300年近く保ったということですね。

(音読した人:めいさん)





『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
四〇 霜に今(壬生山家)138~140ページ

あられの次の句が

〈 群がるすゞめ薮くゞりゆく 〉

去年、ヨシ原に雀の群れが入っていって、姿があまり見えないのに、とても賑やか、という場面に遭遇したので、印象的でした。

(音読した人:山崎)




















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