2023_0118_本読み
<1392字>
冒頭の写真:
ふと気づくと、ブルーベリーがこんなに紅葉していました。
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1月18日(水)は以下を読みました。
『あまりにロシア的な。』
亀山郁夫 著
青土社
第Ⅱ章 石の迷宮、蓮の楽園
3 幻想のトポスへ
モスクワ便り 書簡3(103〜107ページ)
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著者、ボルガ河口のデルタ地帯の、蓮の楽園への旅でした。
山崎が、知っている蓮とは違う、見たことのない「楽園」イメージを空想しました。フレーブニコフにすれば、この先にインドを見ていたのでしょうが、こちらから見るとカスピ海の蓮の方が余計にエキゾチックで魅力的に感じてしまいました。
(音読した人:山崎)
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『チェルノブイリの祈り』 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 作、松本妙子 訳
岩波書店
「死者たちの大地」
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今回の聞き書きは、肩書き(?)が「おとうさん」の人と「サマショール」の人。放射能が見えなくて、しかも強力なものであることが浮かび上がってました。
5コペイカ貨サイズの黒い斑点が皮膚に現れたり消えたり、というのは、恐ろしい。
そしてミミズすら居なくなる、とか。しかしそこに住んでる。
ミミズが居ないことをふと忘れたり、またそれを意識し直したりということを繰り返すかと思うと、非常に苦しく感じます。
(音読した人:こいでさん)
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『あかんぼっかん』 ザ・キャビンカンパニー(阿部健太朗と吉岡紗希) 作
偕成社
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大分県発で活躍する絵本作家ユニットの作。
火山が大きなあかちゃんっていう楽しい絵に、噴火や温泉が身近な土地柄を感じました。
(音読した人:はやしさん)
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『俳句的生活』 長谷川櫂 著
中公新書
第4章 おもかげ
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「はな」の面影をたどって、芭蕉の句、蕪村の句、そして源氏物語を出していました。
面影の壮大なしりとりを繰り広げるのが源氏物語、というような言い表しがあって、登場人物(あるいは章題?)が紫色の花のバリエーションになっている、という指摘に、そういうことになってるんんだーと驚きました。
オウチ(漢字で 楝子 と書かれていたと思います)という名前がでてきて、後で調べるとセンダンのことでした。大きな羽状複葉と柔らかで美味しそうな緑、美しい花序が特徴で、かなり好きな花木です。
色名で馴染んでいるモーブが葵と書いてあって、それにも驚きました。調べるとフランス語でmauve、ゼニアオイのことでした。なぜか「江戸」って感じる花です。
どちらも、なんだこの花のことだったんだ、と言葉の関係を知らなかったことにびっくりしました。
(音読した人:きよもとさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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子規の一通目の続き。
今回も、書いてある日本語はわかるのに、何を伝えようとしてるのかが、わからなかったです。
作州ということばがでてきて、調べると岡山の美作のこと。
脳病子は誰?あるいはどういうことを言ってるのだろうか?と思い、検索すると、おそらく子規自身のことを言っているのであろうと思われました。
(音読した人:めいさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 注
四三 (木のもとに)蓑虫庵小集 147~149ページ
岩波文庫
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〈 しのぶ夜の蠟燭おとす橋のもと 〉
この「橋」は「打橋」であろうか、という注がありました。
建物と建物の間に、その時だけ渡す、板の橋、らしいです。
(音読した人:山崎)
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