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2023_0114_本読み

<1284字>

冒頭の写真:
冬枯れのフヨウ。
やっと風邪から復活して外を歩いてる時になんとなく撮りました。
その時は、種は全部飛んでってしまって残ってないな、と思ったのですが、
拡大してみると、けっこう残ってるようです。綿(コットン)なんかも同じアオイ科で、このフヨウも冠毛種子だろうと思うので、こんど確認してみよう。(コットンそのものは、冠毛ではないのかどうなのか、そういえば知らないな。)



1月14日(土)は以下を読みました。

『あまりにロシア的な。』 
亀山郁夫 著

青土社
第Ⅱ章 石の迷宮、蓮の楽園
2  酔いどれのモスクワ
資料2 (98〜102ページ)

「夕刊モスクワ」の人気コラム(その日の出来事が、時刻付きで載せてある)をおそらくそのまま引用、翻訳したもの。

著者の若い友人の亡くなった、そのモスクワのある日が、特別な1日の標本となって残ったかのようで、印象的でした。

(音読した人:山崎)





『チェルノブイリの祈り』  スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 作、松本妙子 訳

岩波書店
「死者たちの大地」

サマショールのおばあさんへのインタビュー。

サマショールは、Wikipediaには下記のようにも書いてありました。

〈 当初から疎開を拒んだり、移住先の生活になじめず30km圏内の住み慣れた村に戻ってきたりした人々がいて、サマショールと呼ばれている。元々「自分で動き回る」という意味で、「勝手に居座るわがままな人」等と批判的に見られることもある。〉

〈(泣)〉ということばが時々挟みこまれていて、当然、悲しさや怒りを感じるんですが、全体として、静かな気持ちになります。

(音読した人:こいでさん)





『俳句的生活』    長谷川櫂 著

中公新書
第4章 おもかげ

「花」についてでした。
前に、俳句(連句も)において「花」といえば、桜のことだ、ということを知り、ちょっと驚きました。

ここは、そこに問題意識を持つように促しているような内容でした。

あの人には花がある(こういう時は「華」って書くかな?)というような表現までも含んだ、そして桜に端的にあらわれているような花のイメージも含んだ、そんな「花」の抽象的なイメージが大事、と理解しました。

(音読した人:きよもとさん)





『漱石・子規往復書簡集』  和田 茂樹 (編集)

岩波文庫

いよいよ、子規の一通目。
英文を交えつつも、まわりくどいくらい丁寧すぎる漱石の手紙に比べて、
漢文英文が容赦無くでてきて、うーん、難しくて何を言っているのか、わかりそうでわかりませんでした。

次回に考えよう。と思いました。

(音読した人:めいさん)





『芭蕉連句集』   中村俊定・萩原恭男 注

四三 (木のもとに)蓑虫庵小集 147~149ページ
岩波文庫

いろいろなバージョンがある、ということに混乱させられて、すっかり集中力を欠き、なにか「判じ物」をあててるような気分です。

〈 すげなくせいのたかきさげ髪 〉

おさげの髪で、背の高いのは誰なんだろう、すげなく、は、すげなし、で、そっけないという意味か、とか彷徨ってます。

(音読した人:山崎)


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