2021_0812_本読み

8月12日(木)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 188〜193ページ   四 数学と人生 文化勲章騒動記


文化勲章を受章した際の、奥様の文でした。

巻末の著者の略歴をみると、紫綬褒章も受章されています。

二つの違いがよくわからず、検索すると、

文化勲章は勲章、英訳するとorderで、紫綬褒章の褒章は英訳するとmedalだ、ということがわかりました。オリンピックのメダルも褒章と呼ぶのかな、と思いましたが、それはないみたいですね。



こいでさん
2、『芸術と科学の間』福岡伸一 著、木楽舎、Ⅱ 親魏倭王の金印


レオナルドダビンチの鏡文字のことと、漢委奴国王の印のことでした。

印は写真があまりにキラキラで、そりゃあ磨いたんだろうからそうなんでしょうが、真贋が定まらない様子を感じてしまいます。

レオナルドの字は面白いです。ほんとに超変人だったんだろうな、それでみんなを楽しませるというか煙に巻くというか。


きよもとさん
3、『ここにないもの - 新哲学対話 』野矢 茂樹  著、植田 真 イラスト、中公文庫


「10年前のぼくもぼくなんだろうか」
を読み終わりました。


記憶、ってよくわからないというところが、ぼくがぼくであることよりも気になりました。


夢での記憶も、現実の記憶も、区別がないと思うのは、人との関わりを無視した場合に言えることだな、確かに、と山崎も思いました。



山崎
4、『幼なものがたり』石井桃子 著、福音館書店、269〜282ページ 近所かいわいーー向こう三軒ーー不思議な二階屋 かまさん ーー両隣ーー薪屋のTちゃん


今日のところには「かいわい」の地図がありましたので、今まで出てきた家や人を、少し確かめながら、読んでいきました。

この地図は、小学校に上がる前の桃子さんの、姉達と、あるいは友達と、あるいは一人だけで、動きまわれた「世界」ですね。

こどもって、思っている以上に、興味を持っていることに自由に迫っていく様子を、70代の桃子さんが、見事に描き出していますね。今のこどもは、どんな「かいわい」を生きてるだろうか、と思いました。

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