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2023_0819_本読み

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冒頭の写真:
妻がキュウリの葉裏に何かの卵が、というので見てみる。コナジラミとアブラムシ(アリマキ)のようだった。テントウムシの幼虫も何匹か居た。
どのくらいの勢いで捕食するのかな?
(コナジラミの飛び方は名前の通り、何度味わってもいかにも鬱陶しい。。。)


8月19日(土)は以下を読みました。


『巨匠とマルガリータ』 
ブルガーコフ 著

集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ

精神病院で、正常かに見えたイワン・ベズドームヌイでした。が「現実にピラトを見た」といい、しかもその話をしただけ(と読者の私たちには思える)の「教授=特別顧問」を捕まえてくれ、と警察に電話してしまう。
結局、鎮静剤?を注射され、へなへなと静かになる。

(音読した人:山崎)





『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集) 

岩波文庫

明治24年の書簡の最初。漱石の16通目。
歌舞伎?を見たことなど書いて、最後は子規の平生点のことを教科の先生ごとにことこまかにお知らせ。去年もこんなことがあったな、と思い出しました。
物集もずめ先生の教科が「このままでは落第」とアドバイス。
読後、めいさん調べによると、平生点はへいじょうてんと読み、平常点のことだそうです。

(音読した人:めいさん)★



『犬が星見た』 武田百合子 著

岩波文庫

ハバロフスクを歩き回る、著者。ジェスチャーや簡単なロシア語で結構いろいろ街の人たちと話して、楽しそうな様子。付き合い上手です。淡々と書いていますが、結構いろんなことが起きていて、飽きないです。

(音読した人:きよもとさん)





『芭蕉七部集』  中村俊定 校注

岩波文庫
『猿蓑』

猿蓑の最初のパート「冬」の最後に差し掛かっています。

〈 うす壁の一重は何かとしの宿  去来 〉

は、このサイトによると、時間が壁を過ぎて経っていく様子を表しているといいます。自転で地球上の影が動いていく様子を想像したり、一句の中に一瞬に移る「時」を感じたり、すごく面白く思いました。「去来」という俳号にも時間への興味を感じたりもしました。

(音読した人:山崎)

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