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2022_0929_本読み

<1686字>

冒頭の写真:
日常の買い物などは、走って行くことが多いです。
家で作業してることが多いので、体を動かすために、4〜5キロくらいまでだったら。

それで、時々入ったことの無い道に入ってみるんですが、そこで見事なギンモクセイにばったり。検索すると「ウスギモクセイ」というのもあって、それなのかもわかりません(この写真は10月1日)。

と、書いていたらと徐々に思い出しました。

山崎はギンモクセイがとても好きですが、それはキンモクセイと違ったココナツっぽさが少し入った香りのせい。ちょっとクラクラするくらい好きな甘い匂い。
花はこの写真のようなクリーム系ではなく、真っ白。

このあたりについて、山崎はヒイラギと混同しているかもしれなくて、またヒイラギモクセイというのもあって、これも少しだけ大きい真っ白の花で、やはり香りはココナツ系です。

写真のは、これらではないです。そういえば、その香りはなかったなと改めて思いだしています。視覚的にすごくうれしかったので、忘れていました。



9月29日(木)は以下を読みました。

『進化とは何か』 
リチャード・ドーキンス 、吉成真由美 編・訳

第六章 真実を大事にする ドーキンス・インタビュー 
早川書房

ごく部分的に書いてあるだけですが「人間のことば」は進化上どこまで遡れるものか、について触れていました。

〈四万年から五万年ほど前に、芸術的な、創造的な活動が突然開花したことが、考古学的な証拠によって示唆されています。〉

とあり、いわゆるアート的なものははここで出てきたのですが、言語はこれより前なのか後なのか、諸説ある、とのこと。

(音読した人:山崎)





『100さいの森』    松岡 達英 著

講談社

あとがきのところ。
昭憲皇太后と明治天皇を祀った神社の森が、明治神宮の森。
この二人は、国民国家を作ろうとした明治政府の意図がぴたりと嵌って、とても尊崇を集めていたのではないでしょうか。
計画をした本田清六ら三人がすごかったのは、そのとおりなのでしょうが、全国から10万本の木の寄付があつまったとは、驚きました。

日本って不思議な国。なにかおとぎ話のようにも感じました。

(音読した人:はやしさん)




『塩一トンの読書』    須賀敦子 著

河出文庫 
『ジョルジュサンドからの手紙』  
『縛り首の丘』 エッサ デ・ケイロース

サンドの方は、その書簡集が、二万通の書簡を26巻に収めたという数字に圧倒されました。

ケイロースの方は、ポルトガルの作家。前にも好きな作家としてやはりポルトガルのベソアが出てきていましたが、イタリアから見るポルトガルという山崎には想像もつかない視点に魅力を感じます。

(音読した人:きよもとさん)







『福沢諭吉 (コミック版世界の伝記) 』  

上永 裕正  監修、吉田 健二 著
ポプラ社

福沢諭吉が書いたベストセラーは『西洋事情』(1866年から6年間書く)と『学問のすゝめ』(1872年から4年間書く)。

また〈漢字の組み合わせで新しい言葉を作った〉ということで有名ですよね。

「自由」というのもその一つ。FreedomやLibertyの訳語をいろいろあてたうちの、一つということだったと思います。

「自由」ということば自体は『後漢書』(1世紀〜2世紀)からあり、我儘放蕩わがままほうとうという意味だったそうです。

西洋文明自体の「翻訳家」とも言えそうと思いました。

(音読した人:めいさん)







『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
四一 鶯の(なにぶくろ)141~143ページ

〈 侘びしらに牛の子逃す朝ぼらけ〉

別の本の説明によると、逃げた牛の子を早朝に探している様子、とのこと。

この時代の「牛」は農作業などのために飼われていたのかな?放牧していて、夜柵の中にもどしたつもりが逃げてしまっていた、ということなのかな、とか思いました。
詠んでいる人たちの常識(ここでは牛を飼っている人々の生活パターン)がわからないから、ちょっと首をひねってしまう。

また、そこが面白いとも感じます。

(音読した人:山崎)




















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