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2022_1112_本読み

<950字>

冒頭の写真:
黒い落ち葉が目に飛び込んできた。
写真では周囲に溶け込んでしまっているけれども、実際は青みを帯びて、表面にこまかな白粉があるような黒で、ぎょっとした後じわっと美しさが染みます。
多分、アカメガシワかな。



11月12日(土)は以下を読みました。

『あまりにロシア的な。』 
亀山郁夫 著

青土社

〈トヴェスカヤ駅に近いスタニスラフスキー記念モスクワ・アカデミー劇場で、演目は今は亡きトフストノーゴフの演出によるミハイル・ブルガーコフ『犬の心臓』。初演以来二十年近くロングランを続けるヒット作で、この劇場の名刺がわりになっている。〉

舌がもつれるようなロシア語・人名・地名連発の文章の中で紹介された、これ。見てみたいし、読んでみたいです、非常に。

(音読した人:山崎)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫
権力闘争を超越せん、と

二二六事件の関係者の真崎甚三郎の長男真崎秀樹が天皇の通訳を務めた件についてくわしく考えを巡らせていました。

(音読した人:こいでさん)





『塩一トンの読書』    須賀敦子 著

河出文庫 
『戦争の悲しみ』 バオ・ニン著  訳
解説 青柳祐美子

本読みの後、調べました。
バオ・ニンは、両親がフエ出身のベトナム人の作家で、ベトナム戦争北ベトナムの兵士として従軍した人だそうです。山崎より10才上の1952年生まれで、1969年にベトナム人民軍に入隊。

この世代の人がベトナム戦争で戦ったんだな、と改めて印象づけられました。

須賀さんの紹介する本は、世界のさまざまな場所の作者に及んでいるので、いろいろ考えます。山崎は、2019年にフエに行ったことがあって友達も居るので、なおさら。この本も読まねば。

(音読した人:きよもとさん)





『漱石・子規往復書簡集』   和田 茂樹 (編集)

岩波文庫

漱石の五通目。
病欠している子規の単位修得に気を遣うアドバイス(だと思う)。

最後の方に「紙魚しみ」のことがでてきて、その話をしてました。

きよもとさんが津村明子さん作の『紙魚図鑑』を見せてくださったりして。

ついつい見かけると紙魚も愛でてしまう虫好きですが、紙の食害は思ったよりもひどそうだったので、ちょっと考えないといけないかも。

(音読した人:めいさん)



















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