2022_0914_本読み
<1676字>
冒頭の写真:
スミレの横にマンネンタケが出ていて、驚きました。
つまり霊芝ですね。
「霊芝雲」(学生の時、仏教画で見たな)の形、いやそれでは例えになってない、と思い、
そうだ吉祥寺の小笹のもなかの形!
あれ、なんていう名前の模様だろう、
と検索すると
「霊芝をかたどった」って書いてありました………
5日前は下のようだったので、短期間で随分大きくなったのがわかります。
これからどう大きくなるのか楽しみです。触った感じは結構硬い、それなのに急速に大きくなれるのが、とても不思議感溢れてます。
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9月14日(水)は以下を読みました。
『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著
福岡伸一 訳
早川書房
第 12 章 脳の中の風船 394ページまで
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今日は「ミーム」という言葉が主役でした。検索すると、ドーキンス自身が『利己的な遺伝子』の中で作ったことばだそうです。ここには自作とは書いていなかったけれど。
生体における遺伝子の、人間社会におけるアナロジーが「ミーム」らしいです。
これを科学におけるいい「詩」だと著者は言っています。
確かに話が面白くなると思うので、わかることはわかる気がしますが、
話をややこしくもする気がします。
(音読した人:山崎)
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『畏るべき昭和天皇』 松本健一 著
新潮文庫
天皇の戦争責任その三 陸軍を抑える最終の手段
和戦の決定に関する「殆ど最終の会議」
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近衛文麿宅で、おこなわれた会議で(天皇の意思を尊重し)日米交渉を続行する、と発言した近衛首相でした。が、実際にはそうはならなかったのは、どうしてだったのだろうか、という辺りでした。
出所不明のうわさで陸軍(東条)が態度を硬化させていた、などが書かれていました。
(音読した人:こいでさん)
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『塩一トンの読書』 須賀敦子 著
河出文庫
作品のなかの「ものがたり」と「小説」
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谷崎潤一郎『細雪』について、でした。
谷崎の円熟期の作。同じ時期に源氏物語の現代語訳をしていた。旧来の華族的な家族の斜陽ながらの贅沢なくらし。女性目線の着物や帯の身体感あふれる描写。
などなどの要素が語られました。
著者が、ローマ大学の日本語学科での講義の機会を得たために、
『細雪』を再考してみよう、という考えが浮かんだそうです。かっこいい。
読み手のきよもとさんは、
『細雪』は戦争について何一つ触れていないのに、奢侈な描写が戦時にふさわしくないと軍部によって発禁にされていたのに驚いた、
とのこと。
(音読した人:きよもとさん)
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『おつきさま、こんばんは!』 市川里美 作
講談社
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世界各国の人形たちが、それぞれの土地柄あふれるお月見をするという面白い視点の絵本でした。人形が怖い人にはかなりのパンチ力があります。
検索で、ほぼ同じタイトルの『おつきさまこんばんは』(林明子 作)ばかりがかかり、なかなかこの本にたどりつけず。
はやしさんはいろーんな絵本を紹介してくださいますが、いつもどうやって絵本を見つけているんでしょうか。
(音読した人:はやしさん)
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『学問のすゝめ』 福沢諭吉
解題 小泉信三
岩波文庫
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「疑い」と「惑溺」。
これを対になることばとして使うのが独特です。
「疑い」に属するのは、ガリレイ、ルウテル、ガルバニ、クラアクソン等。
「惑溺」には旧来の日本、儒教などが属します。
「疑う」ところから発する近代科学の視点を推奨しているわけです。
その一方、なにもかも西洋かぶれな知識人を「開化先生」と揶揄してもいましたね。本文で読んだのを思い出しました。(このことばの響きも面白いです。)
(音読した人:めいさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 注
岩波文庫、
四〇 霜に今(壬生山家)138~140ページ
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初句を読み、作者が百歳子という名で、巻末の作者索引でチェック。
年代と年齢があわないなーと思ってよくみれば、単に山崎が、宝永(1704~11)と宝暦(1751~64)を見間違えていただけでした(元号、よく出るので、本の余白にメモっています)。
(音読した人:山崎)