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2022_0528_本読み

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冒頭の写真:
息子の部活のアメリカンフットボールの試合、3年目にして初のリアル観戦。

山崎は、体を動かすのは好きだけれど、スポーツはあまり興味なし。

小学生の時の野球からはじまって、ずっと団体スポーツをしてきた息子は違うタイプの人です。

人と同じにならないように気をつけてる山崎は、潜在的にも「ぶつかる」ということを避けてるので、アメフト一番遠いかも、と感じます。

ただ、ブツブツ途切れて、ボールを出すところから何度でも始まるアメフトのゲームを見ていると、ワンプレーの大事さみたいのはすごく感じます。

その一瞬にどう動けるのか、みたいのはすごく面白いだろうな、と。

ものすごい5月の日射に、傘をさし、ぼーっとなりながら観戦して、そんなことを思いました。



5月28日(土)は以下を読みました。

『虹の解体』

リチャード・ドーキンス 著
福岡伸一 訳
早川書房
第2章 客間にさまよいいった場違いな人間

今回の矢面に立たされたのはD.H.ロレンス、など。

その詩が進化論の立場から見ると、違和感があるので、残念、というような。著者の言うこともわかるが、山崎は、そこまで気にはならなかったです。

でも、そのこと自体よりも、著者が批判してるのは「科学」に対する迷妄なロレンスの発言、ということだと思いました。

考え深いと思われる詩人や作家たちが、なぜこれほどまでに「アンチ科学」なのだろうか、と思いました。

(音読した人:山崎)





『学問のすゝめ』

福沢諭吉 著
岩波文庫
十二編 演説の法を勧むるの説

オブセルウェーション(多分、今のオブザベーションで観察)
リーゾニング(多分、reazoningで推論とか理詰めとか)。

これらのカタカナ書きはどこから来たのかな、と思いました。
上の方はローマ字読みした感じがあります。

最初、蘭学を学んで、それから英語も学んだという著者だからこそ、
の事情があるのではないだろうか、と思いました。

(音読した人:めいさん)






『本の中の世界』

湯川秀樹 著
岩波新書
「自分の書いた本」

湯川さん自身の著作のお話。自著からの引用で

〈自然は曲線を創り、人間は直線を創る。〉

というのがあり、読後に、そうかな〜という話になりました。水面は?など思ったあと、昔のことの年代を決める指標になる湖がテレビでやっていたなと思い、水月湖年縞ねんこうとわかりました。
で、画像みたら、直線では、ぜんぜん無かったです。

自分やってる手製本で感じるのは、本は四角だ、ということがあります。
直線と直角でできてると、とても楽に作れるのです。

丸とか曲線でできた本を作るのは、とても仕事量が増え、とても難しくもなります。しかも開閉部は直線でなければ成り立たないです。

湯川さんのおっしゃるとおり、と感じます。

(音読した人:きよもとさん)






『芭蕉連句集』

岩波文庫、松尾芭蕉
三三 めづらしや(曾良俳諧書留)111〜113ページ

はつなすび、とか、今のカレンダーに直すと7月はじめの月山付近は、寒さも少し感じるほどのさわやかさであろうな、と感じる、発句と脇句でした。

脇句には蝉が登場。

奥の細道の、山寺での、有名な、岩に染み入る蝉の声、の蝉は、論争のあげく、アブラゼミではなく、ニイニイゼミだ、という結論になったとウィキペディアに書いていましたが、

ここの蝉は、エゾゼミ?それともまだハルゼミやエゾハルゼミだろうか。あるいはニイニイゼミも居るのかな?

(音読した人:山崎)

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