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柔術の楽しさ

 つい、筆を取るのが億劫でnoteを更新していない岸野です。

 2023年の年末に柔術着を購入して、週に2〜3回柔術のクラスに出るようになりました。
 今までは、MMAに直接的に活きる部分が少ないと思い、組技はグラップリングにばかりフォーカスしていきました。
 現状は、グラップリングのほうが有益であるという認識は変わりませんが、柔術の練習も楽しいと感じられるようになりました。

 特にMMAは2010年代以降、ボクシングとレスリンが主流で+蹴り技が出来るかどうかの時代だったかと思います。また、グラップリングの大会においてもMMAの選手が勝てる時代だったと思います。
 今では、MMAのグラップラーがグラップリングや柔術で好戦績を残すことは少なくなり、競技レベルや専門性が高くなってきた印象が強いです。
 専門的にやっているからこそ、当然レベルが高くなって行くのは当然かと思いますが、皆さん真剣に競技に取り組んでるからこその発展だと思います。

 唯、誤解の無きように言うと、僕は柔術を直接的にMMAに使おうとは思っていません。柔術には柔術の文化があり、技術体系があって、それを素晴らしいと思えるようになった練習しているのです。

 僕のジムの柔術クラスでは、一緒に練習している人が上達することを手助けしようとしたり、怪我させないようにする意識がある気がします。 選手が集うような道場の雰囲気は分かりませんが、少なくともMMAの練習では見られない感性です。
 僕の認識では、格闘技のジムに通うことは自分自身が強くなることよりも日々の生活を豊かにすることのほうが大切に思います。
 多くの人は仕事をしながら、ジムに通っていて、職場ではなかなか出来ないような取止めのない話をしたり、純粋に身体を動かしたり、今まで出来なかったことが出来るようになることに喜びを感じに来ている気がします。

 僕は、現代柔術が持つ技術体系の奥深さには、感服する限りです。この学問をもっと追求したいという気持ちが少なからずあります。同時に周囲の成長を喜んだり、サポートしたり出来るようになりたい。その文化に少しでも触れてみたい。それが今の僕がやりたいことです。
 きっと、永遠に全てを理解することは出来ないからこそ、学び続ける楽しさがあるのだなと思いました。趣味であり、お稽古ごと思って、続けてみようと思います。多くの知識に触れることは楽しいことだから。

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