自分ならできるの罠
大量の仕事でも難しいことでも、力技なり華麗なテクニックなりで最後までできてしまう人がいます。
できてしまえば、できることになります。魔法を使ったのでなければ、再現可能なはずですので、その人でなくても、理屈の上ではできるはずです。
実はできる条件がたまたま整っていたのかもしれません。しかし、そんなことはおかまいなしに、その人でできたのであれば、別の人で再現が求められることがあります。
最初にできたことで改善がなされず、そのままの条件のままで再現を求められてしまうことになってしまう。
むしろ、最初にうまくできなかった方が、できないことを前提に改善をはかり、誰でもできるようになれたのかもしれません。その方が、後々は苦労も労力もかけずに再現可能な方法に変えれたかもしれません。
結局自分ならできる、ということが、みんなのためにならない、ということはありそうです。