１２月３０日

　週末から仕事で家を留守にしていた母が、昨日の夕方に帰ってきた。今日の午前中はそれぞれ年賀状を書いたり、パソコン仕事をして過ごしていて、午後イチで窓拭き掃除を始めた。午前中は日の当たらない部屋にいたから、むしろ日の当たる屋外のほうが温かい。

　一階の窓の外側をわたしが、内側を妹が、ウォッシャー剤とワイパーを使って拭き掃除するかたわら、母は洗車をしている。家族そろって大掃除するのも年に一度のことで、この時間も案外キライじゃない。まだ子どもだったころは雨戸も網戸も外して１枚ずつ洗っていたけれど、近ごろはそこまでしなくなった。雨戸や網戸のつけ外しは父の役割だった。

　大掃除が終わると家族４人で、新年会で渡すお年賀を買いにデパートへ行くのがお決まりだった。いまは父もいないし、今年も新年会は中止。年末年始の恒例は時代を経て変わりつつあるけれど、それでも時間がゆったり感じるこの時期が好きだなぁと思う。