リテールマーケティング・コンテスト【関東大会 (2021/6/18)】#30
今日もセミの鳴き声が元気に響き渡っております!みなさんお元気ですか?さて、今回は前期(6月)に行われた「リテールマーケティング・コンテスト【関東大会】」について振り返っていきたいと思います!
【「リテールマーケティング・コンテスト」とは?】
そもそも、リテールマーケティング・コンテストとは、今年度10月末の「第31回全国産業教育フェア埼玉大会」にて全国大会が開催される、商業高校生に向けた「リテールマーケティング」に関するクイズ大会です!埼玉県立浦和商業高校の内田靖校長先生に主催して頂き、また、一般社団法人日本販売士協会様にもご協賛頂いております。
岸本ゼミナールは、このリテコンに運営として参加させて頂いています。Twitterやnoteでも、何度か活動のご紹介をしているので聞き馴染みのある方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんね!岸本ゼミ生は、2年次に販売士検定の勉強を行っているので、これらの知識を活かしつつ、高校生に楽しんでもらえるようなクイズを考えて出題しています。
▽リテコンの詳細につきましてはこちらをご覧ください!紹介動画もございます!
・[ 全国産業教育フェア埼玉大会 さんフェア埼玉2021 ]
【リテコン「関東大会」】
これまで、リテコンは第1回目の練習大会(2校だけでの本当に初めの練習会でした!)、第2回目の埼玉県大会と全国大会に向けて徐々に規模を拡大してきました。今回の関東大会は第3回目に当たり、当日は埼玉県、千葉県、東京都から9校、18名の高校生のみなさんにご参加頂きました!今回もオンラインでの開催となりましたが、ついに、県をまたいでの開催ができて嬉しかったですね👏
そして、私たち岸本ゼミも関東大会からは新体制で臨みました。メンバーは以下の7人です!
<リテコンメンバー>
てんどんどん、まる、青ゴマ、ハリネズミ、貝ひも、ぺんぎん、あやたか
今大会では、クイズの形式として「早押しクイズ」と「考えてみよう!」を採用しました。早押しクイズでは、「マーチャンダイジング・サイクル」をテーマに、小売店にて商品の品揃えが計画されてから実際に販売されるまでの一連の流れの中でクイズを出題しました。有名なジャガイモのお菓子でマーチャンダイジング・サイクルを辿っていきましたね!今回からは新しく、早いもの勝ちの早押しクイズに加えて、全員が解答できるチャンス問題や、ちょっと難しい計算問題も出題しました!
考えてみよう!のコーナーでは、オリジナル問題とケーススタディの問題を出題しました。このコーナーでは、2人一組のチームで一緒に考えて答えを出してもらうのですが、どのチームも本当によく考えて解答してくれたことがとても印象的でした。
すべての問題に一生懸命解答し、私たちが特に力を入れている「解説」も最後まできちんと聞いてくれる姿に、リテコンメンバー一同、感激しておりました!また、大会後のアンケートでも、ほとんど全員の方が「楽しかった」と回答してくださったり、「解説がわかりやすかった」と書いてくださったりして、私たちの想いが伝わったのかなととても嬉しい気持ちでいっぱいでした!参加してくださった高校生の皆さん、本当にありがとうございました!!
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【リテコン関東大会を終えて】
ここからは、リテコンメンバーによる関東大会のフィードバックをお届けします!
楽しかったこと・面白かったこと
楽しかったことは、リテコンのメンバーで話し合いながら、問題やスライドを作り上げたことです。メンバー全員でアイデアを練ってどんどん上質な問題・スライドが作り上げられる過程は、見ていて気持ちが昂りました。
例えば、当初は各自で問題を考えてきてそれをそのまま繋げていたのですが、その後に”じゃがいものお菓子”というテーマを決めてそれぞれの問題にその要素を取り入れることになりました。こうすることでクイズに統一感やストーリー性が生まれ、高校生の皆さんにもより身近でわかりやすい問題を提供することができたのではないかと思います。(記:青ゴマ)
私自身が作成した問題に対してオンライン上ではありますが、たくさんの生徒さんに答えて頂いたり、解説の際には頷いていたりしてくれたことに達成感を感じました。このような、生徒さんが楽しみながらクイズに参加されている姿を見ることができたので、私自身もすごく楽しくリテコン関東大会に取り組むことができ、次回の全国大会に向けてのモチベーションを高めることができたと感じます。(記:貝ひも)
大変だったこと・難しかったこと
どういう問題を作ったら生徒さん達に楽しんでもらえるのか、マーケティングに興味を持ってもらえるのかを考え、工夫していくのが大変でした。
また、なるべく身近に感じられるように問題を作っていくことに苦労しました。難しすぎても簡単すぎても良くないと思い、そこの微妙なラインで問題を作るのが難しく大変でした。(記:ハリネズミ)
私は、ブレイクアウトルームの割り振りを担当していたのですが、慣れておらず、最初は混乱しました。しかし、高校生の皆さんが協力してくださったこともあり、当日のメンバー変更などへの対応も滞りなく行うことができて良かったです。オンラインでの開催というのは、どこからでも参加できるというメリットがありますが、通信環境や、パソコンの操作方法といったところで難しさもあることを実感しました。(記:ぺんぎん)
学んだこと
今回、自分で問題を考えることで、よりリテールマーケティングに対する理解が深まりました。問題や解説を考える際には、高校生の皆さんにわかりやすく伝えるために、言葉をかみ砕いて説明することや、具体例を用いることを意識しました。しかし、そのためには物事の本質を理解していないと、内容がずれてしまうと感じました。専門用語などを覚えるのは、その説明文を暗記すれば終わりですが、それが具体的にどういうことを表しているのかという本質を理解できていないため、説明することが難しいと思いました。そのため、問題を作成するにあたっては、正確に本質まで理解することを意識して、再度勉強をしました。ゼミでの学習でも、先生に教えて頂いて理解したつもりでいても、議論の際に自分の言葉で説明しようとすると、きちんと理解できておらず、分からなくなってしまうことが多々あります。このことから、中途半端な理解では人に説明することができないといえます。勉強した内容というのは、活用できなければ意味がないので、常に自分の知識として吸収すること、そして正しく理解することが重要であると学びました。
人に伝えるということを実践的に経験したことで、上記のことを改めて実感することができました。(記:ぺんぎん)
私たちが普段から大学で行っているプレゼンとはまた違い、今回のリテコンのようなクイズ大会を作りあげていくことは初めての経験でした。スライドに音源をつけ、要所ごとに高校生に向けて言葉をかけていくなど、エンターテインメント性のある進行やスライドデザインの必要性について学ぶことができました。
また、当日はミーティングツールの誤操作や、参加者のインターネット回線が不安定になるといったトラブルがありました。このようにオンラインならではのトラブルなど、予期せぬ事態が発生することをどこまで考慮できるか、また対応する力が必要であることを学びました。(記:あやたか)
リテコンは「クイズに回答して楽しく学ぶ」ということを掲げていたのですが、問題を解く立場になって考えた時、問題文や解説が長くてわかりづらいと飽きてしまう恐れや、せっかくクイズに参加するという能動的な事を行うのに、聞く時間が長くなって受動的な場面が増えてしまい、つまらなくなってしまいます。これを解消する為に、問題文や解説を簡潔に説明しながら分かりやすく伝えたいと考えましたが、そうするには論理力というものが必要になると気づきました。論理力とは、物事を筋道立てて説明する力のことであり、リテコンの目的の一つにも、「自分の答えを筋道立ててわかりやすく説明する論理力を育成すること」とあります。これはクイズに参加する高校生だけに関わらず、問題を出題する大学生にも共通して必要な力だと思います。高校生にこの目的を掲げるには、まず大学生である私たちが、分かりやすく説明できるということを見せなければならないと考えました。必要最低限の言葉だけを意味が通るように用いつつ、相手にわかりやすく内容を伝えるという論理力が必要なのだと、今大会を経て学びました。(記:まる)
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リテコンメンバーはそれぞれ、司会進行、パワーポイント(パネル)操作、問読み、解説、得点、など役割分担をし協力しながらこの関東大会に取り組みました。岸本先生に助言を頂き、何度も会議や練習を重ねたおかげで無事に一つやりきることができたのではないかなと思っています。この取り組みの中で、学ぶこと、論理的に伝えること、生じた問題を解決していくことなど様々なことの重要性を改めて実感しました。本当に貴重な経験をさせて頂き、嬉しく思うと同時にもっと高みを目指していきたいなと思います。
改めまして、リテールマーケティング・コンテスト関東大会に関わってくださったすべてのみな様に感謝申し上げます!ありがとうございました!
リテールマーケティングコンテストは、10月に全国大会を控えています。全国の商業高校生の皆さんに少しでも「参加して良かった!」と思っていただけるように、チーム一丸となって頑張っていきたいと思います!乞うご期待!!
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担当:てんどんどん
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