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活動記録 7月号#29

 岸本ゼミナール、7月の活動記録です!毎週金曜日の3・4限に行われている2・3年生の活動について、その様子をお届けします!!              

 6月の終わりから対面授業が再開となりました!オンラインの時と比べて通学時間はかかりますが、その分だけ「勉強できた!」と実感できる気がします。先生やゼミ生に会えることも嬉しいですよね~。

 こんなことを思いながら、今月の活動記録に参りましょう。今回は、3年生の活動記録です!

【3年生の活動:『マーケティング原理』の輪読】

 3年生は、「マーケティング原理」(P.コトラー、G.アームストロング、恩蔵直人著)の輪読をしています。
 勉強を始めてから約3か月が経ち、ただ単に教科書の内容を理解するだけではなく、以前に学んだことと結び付けたり、発展させて身近なものに関連付けたりして考えられるようになってきました!今回は、第4章を担当した あざらし の振り返りです。

<記:あざらし
 第4章では「マーケティングの枠組み」について学習しました。

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 マーケティング活動をするにあたり、市場の中で成功を収めるには顧客を中心とした考え方が必要になります。顧客を満足させるためには常にニーズを分析・把握してそれに応えることが求められますが、多様なニーズに対して同じ方法で訴えかけることはできないので、したがって、市場内のすべての顧客のニーズに応じることは困難です。このようなことから、マーケティングをする際にはある程度ターゲットを絞る必要がありますが、この際、自社に最もふさわしく、かつ最も収益の上がる対象を見つけ出すために、市場細分化、ターゲティング、ポジショニング、差別化を行う「顧客主導型マーケティング戦略」の枠組み設計を行うことが重要だと学びました。

 この章を学習し、2、3年前に若い女性を中心に一大ブームとなった”タピオカドリンク”に関連して、いたるところにタピオカ専門店が開業され始めたり、外食チェーン店やコンビニエンスストアなども次々とタピオカドリンク市場に参入していたりしたことを思い出しました。若者はトレンドに敏感なためタピオカの可愛らしさがインスタ映えすると話題になり、この”映え”がとても人気でした。しかし、トレンドに敏感な若者はトレンドの移り変わりも早いため、今では多くのお店が閉店してしまった様子が見られます。
 このようにブームだからと乗っかり、安易に参入するだけでは長期的な収益を得ることができず撤退してしまうのです。そのため消費者市場で標的とするセグメント(この場合は若者)においての成長率や期待される収益性、他のタピオカ店やタピオカを扱っていることの多いクレープ屋、ドリンク専門店などの競合についての分析と、企業の経営資源と市場規模を照らし合わせた上で優位に立てるかどうかを考えて参入するのが必要不可欠だということがよくわかります。このようなことに加えて、SWOT分析を用いたビジネスにおける戦略や計画を立てることの重要性についての気づきもありました。

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 また、タピオカ市場への参入については、一時的なブームで終わらせてしまうのではなく人気が長く続くように、「日常的に気軽にタピオカドリンクを楽しめるような空間を提供する」、あるいは「高級感を訴求してみる」、といったポジショニングや、今までにない新しいアイデアを用いた「若者を飽きさせない仕組みづくり」によって、競合との差別化を図るなどの工夫も必要であると考えることができます。
 顧客ニーズの理解と顧客価値を創造している企業こそが、競合他社が多い中での優れた差別化やポジショニングが図れていることが理解できました。    

 本章の学習を通して、競合他社が多い中で自社が生き残るためにはSTP分析という枠組みをしっかり捉えられるかがいかに重要かを認識できました。

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今月の活動記録は以上です!

 夏休みに入ってからというもの、本格的に暑くなり、夏を感じますね!熱中症にならないように水分補給は欠かせません。それはそうと、オリンピックも開催されていましたね!たくさんの感動や勇気をもらいました!!
 この夏も元気に過ごして、後期も頑張りましょう!

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担当:てんどんどん、ソロモン




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