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活動記録 9.10月号#35

 岸本ゼミナール、9.10月の活動記録です!毎週金曜日の3・4限に行われている2・3年生の活動について、その様子をお届けします!!
 後学期がはじまってから初のnote投稿になります👏もう、すっかり秋ですね。過ごしやすい季節ですが、油断をすると風邪をひいてしまいますので、要注意です!!おいしいものをたくさん食べて、元気を蓄えましょう!(^^)!

 それでは今月の活動記録に参ります!まずは、2年生の活動記録です。


【2年生の活動:『経営学入門[上]』の輪読】

 前期に販売士検定3級を学習していた2年生!試験を終えて、後期のゼミナールでは、「経営学入門[上]」(榊原清則著)の輪読を行っています。
 この本をもとに組織の構造・仕組みや戦略について学んでいます。経営学を学びながらもマーケティングの視点からの見方も併せて考え、経営とマーケティングを関連付けて学習しています!
 今回は、青ゴマ さん、ぺんぎん さんのふり返りです!


<記:青ゴマ>

 経営学や経済学、心理学などの「〇〇学」と呼ばれている学問は、「ディシプリン」と「領域」という二種類に分類することができます。ディシプリンとは、特定の変数群や一定の理論枠組みを用いて、対象に接近する学のことを指します。一方、領域とは、対象を特定化して、その対象に様々な手段で接近する学のことを指します。この二つは、何を特定化するかという点に違いがあります。
 私たちが学んでいる経営学は、「『企業』という特定の領域を対象とする領域学のこと」と本書では定義づけられています。企業に対して多面的に接近する領域学が経営学だということを最初に学びました。

 次に、経営学の対象である「企業」が、組織の一種であることを確認し、組織に関する二つの研究について学びました。一つが、組織の個人行動および小集団について研究する「組織行動論(ミクロ組織論)」。もう一つが、社会集団としての組織の構造や組織デザインについて研究する「組織理論(マクロ組織論)」です。

 私が特に印象に残っているのは、組織の有効性と効率性についての議論です。企業が存続・成長するためには、二つの条件があります。一つ目は、社会的ニーズの高い財やサービスを提供できるかどうかという有効性です。求められているものは何かを把握し、それらを的確に生み出すことができるかということで、言い換えると「何を作ったらよいか」ということになります。二つ目は、財・サービスを提供する際にかかったコストを上回る収益を獲得できるかという効率性です。これは生産性とも呼ばれ、「いかに作ったらよいか」という考え方になります。

 ここで、有効性と効率性の二軸を用いてマトリックスを描き、四つのパターンについて考えました。

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 (参考:経営学入門[上])
 ・パターン① 効性も効率性も高い状態
 ・パターン② 有効性は高いが効率性が低い状態
 ・パターン③ 効率性は高いが有効性が低い状態
 ・パターン④ 有効性も効率性も低い状態

 本書には、パターン①が最善、パターン④が最悪な組み合わせであると記述されていました。パターン①が最善であることについては異論なしでしたが、パターン④が最悪であるということについてはゼミの中で意見が分かれたため、議論を交わしました。
 私は元々本に書かれていることに同意で、パターン④が最悪であるという意見でした。有効性が低い状態というのは求められているものを作り出せていないということなので、その状態が続けば誰からも求められなくなり、組織の存続に関わる恐れがあります。また、効率性が低いというのは、財やサービスを生み出す際のコストが大幅にかかり収益性が低くなってしまうということなので、利益が得られないという点で最悪であると考えました。
しかし、別の意見として、パターン③の方が最悪なのではないかという意見が出ました。効率性は高いが有効性が低いということは、効率よく財やサービスを生み出してはいるが、その生み出されたものが求められていないということです。つまり、ニーズの低いものを大量に生み出しているという状態がパターン③になります。

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 この画像はパターン①からパターン④までを簡易的な図で表したものです。パターン④は目的から逸れた方向にゆっくりと進んでいるのに対して、パターン③は目的から逸れた方向に突き進んでいます。つまり、どちらも有効性が低く求められていないものを生み出しているという点では共通していますが、効率性の高低が異なっており、目的とは異なることを積極的に行っているパターン③のほうが、無駄なものを多く生み出しているという意味で最も悪い状態であるという結論に至りました。

 当初は本に書かれていることに対して特に疑問を持たず納得してしまいましたが、ゼミ生や先生の話を聞いて、自分では思いつかなかった新たな考え方を知ることができ、自分の視野が広がった気がしました。自分以外の人の意見を聞いて、一人では気付かなかったようなことに気付けたり、議論を通して学びを深められたりすることが、ゼミで学ぶ意義だと思います。今後も、一人ではなく皆で一緒に学んでいるということを忘れずに、積極的な議論を交わしながら、学修に励みたいと思います。

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<記:ぺんぎん>
 私が今回の学習の中で得たことは、物事を様々な視点から考え、関連付けることの大切さです。何かを学ぶときには、1つの学問として区別して考えるのではなく、様々な学問の観点から捉えたり、自分の日常生活に置き換えたりすることで、より深くまで理解することができます。(青ゴマ さんの記載にもある通り)経営学とは「企業」という特定の領域に焦点を当てて、多面的に接近する学問であるため、経営学の考え方の中にも心理学やマーケティングの要素も含まれています。そのため、経営学の本に書かれていること以外でも、発展して関連付けて捉えられる理論が多くあることに気づきました。
 また、経営学の中でも個人や小集団の行動に焦点を当てる「組織行動論」では、個人を対象として考えるため、私たちの日々の意思決定や行動に役立つ知識が多くあります。私たちは学校や企業など常に何らかの組織に属しているため、経営組織論を学ぶことは経営の観点のみならず、私たちが生きていく中で重要なことであると感じました。

 今回は「モチベーション理論」について取り上げていきます。モチベーション理論とは、人の心理的側面からアプローチしてモチベーションをコントロールする方法論のことです。モチベーションとは、「何かをやろうとする意欲・やる気・行動のための原動力であり、目標達成のために高レベルの努力を行おうとする個人の意思」と定義されています。この目標には、個人の目標と組織の目標の2つが含まれます。

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 従業員が高いモチベーションを持った時に、個人目標と組織目標の内容が一致していれば、個人目標を達成し高い個人成果(満足)を得ると同時に、高い組織成果(高業績)に繋がると言えます。対して、個人目標と組織目標が一致していない場合は、個人が目指す目標を達成できたとしても、組織の目標と一致していないため、高い業績も思っていたほどの見返りも得られず、結果として不満足に繋がってしまう危険性があります。したがって、個人目標と組織目標を一致させることで、従業員の満足度向上と会社の業績アップというお互いに良い結果を出せる最善の状態になるといえます。

 ここで言っている組織目標を私は企業理念であると考えました。
 
 このことから自分の就職先を決める際には、仕事内容も重要ではありますが、企業理念が自分の考えに合っているかというのが非常に重要になってくるということが分かります。就職だけでなく、大学やゼミナールを選ぶ際にもこの考え方は重要になるというお話もありました。自分が組織に属するということは、そこでの人間関係や仕事の満足度・評価方法などが自分の生活や気持ちに大きく関わってくるので、居心地の良さも判断する際に意識する必要があると学びました。経営学は企業経営だけでなく、自分を見直すきっかけになるということを実感できて、為になったと同時に面白いと感じました!

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続いて、3年生の活動記録です!


【3年生の活動:『マーケティング原理』の輪読】

 3年生は、後学期も引き続き「マーケティング原理」(P.コトラー、G.アームストロング、恩蔵直人著)の輪読をしています!
 後学期に突入していますが、まだまだ前半部分を勉強中です…。1章ずつがとても濃い内容なので取りこぼさないように頑張っています!
 さて、今回はてんどんどん のふり返りです。

<記:てんどんどん>
 今回ふり返る第6章では「消費者の購買行動」をテーマに、より顧客の目線からマーケティングについて考えていきました。この本において、マーケティングは「顧客と良好かつ収益性の高い関係を築くための手法」と定義されていることからも「顧客」やそれと成りうる「消費者」について学ぶことはとても重要であると考えることができます。

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 本章では、企業によるマーケティング施策等が刺激となって消費者に影響を与え、それに伴う反応として消費者が購買行動を起こす、という一連の流れを図式化した「購買行動の刺激-反応モデル」がはじめに示され、この中でマーケターが解明すべきところである「消費者の特性」や「意思決定プロセス」についてそれぞれ取り上げられています。ゼミでは主に「消費者の特性」について、その要素である文化、社会、個人、心理的要因を一つずつ確認しながらそれぞれが消費者にどのように影響するのか、などの議論をしました。

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 私は、先日ゴミ箱を買いましたが、思い返してみればこの新しいゴミ箱の購買に至るまでにも影響を与える様々な要因がありました。

要因①:以前に使っていたゴミ箱が壊れてしまったので「新しいものが欲しい」という動機が発生した。(=心理的要因)
要因②:お店でゴミ箱を選ぶとき、部屋に置くので「異物感がないような大きさやデザインが良いな」というライフスタイルを基準とした。(=個人的要因)
要因③:私はどちらでも良かったけれど、一緒にゴミ箱を選んでいた妹が「蓋付きではない方がよい」と言ったのでこれに従った。(=社会的要因)

 本書によれば、「消費者は自分の行動の理由を知らないし、説明もできない」ようなので本当はもっと違う要因がたくさん隠されていたのかもしれませんが、それでも一つの商品を購入するのにもこのように様々な要因が含まれていると考えると純粋に面白いなと思います。一方で、購買行動に至るまでの様々な要因が消費者一人ひとりの中に形や性格を変えながら存在しているとなると、これを推しはかり施策を仕掛けていくマーケティングをする側は考えることが様々にあって大変だなと思いました。しかし同時に、顧客のことを第一に考えることが使命であるマーケターにとってこのことが重要な概念であることはよく理解することができますね。

 マーケティングを考える上で、いつも中心にいるべきなのは自社でも競合他社でもなく顧客であると考えられます。だからこそ、顧客の特性や購買行動を知ることがとても重要であるということを深く学ぶことができました。一発逆転できそうな素晴らしいアイディアを創造する努力よりも、まずは目の前にいる顧客、ターゲットにしっかり向き合う努力の方がとても有意義なことのように感じます。今取り組んでいる研究活動にも活かせそうだなと思います!

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 今月の活動記録は以上です!

 読んでいる本や使っているテキストの内容 "だけ" を勉強するのではなく、今までに勉強してきたこと、別口で勉強していることも合わせて関連付けながら勉強していく、というのが岸本ゼミでできる勉強です!一見、関連がなさそうなことでも、実は深いところで繋がっていることばかりなのですよね。
 こういう発見が、勉強の「モチベーション」にもつながりますね!!

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担当:てんどんどん

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