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【スマホでKDP番外編】せっかく書いた小説を読んでもらえない。その理由は?


せっかく書いた小説を読んでもらえない。その理由は?


 Web小説サイトでもKindle電子書籍でも、趣味で小説を書いている作家さん、特にデビューしたばかりの人の作品がなかなか読んでもらえない理由は何だと思いますか?

 つまらないから?
 文章が下手だから?

 そう思っている人が多いですが、その理由はこれです。

「作品の存在に気づいてもらえないから」

 小説は読まないと内容がわかりません。「つまらない」も「文章が下手」も、読んでくれた人が評価するものです。

 読者さまから「つまらなかった。誤字だらけだった」というレビューと共に⭐️1を付けられたとしても、その感想は読まないと書けないはず。だからその人は読んでくれたはずですから(読んでいる途中で投げ出してしまったかもしれませんが)。

 とにかくまずは読んでもらう。存在に気づいてもらう。そのためには積極的にアピールするしかありません。

ベストセラーがベストセラーである理由


 書店で平積みなっている小説。「今、売れています!大ベストセラー!」こんな風に、書店員さんの手書きらしきカラフルでキャッチーなポップが添えられていて、読んだことがない知らない作家なのに思わず買ってしまった。そして読んでみたら、

「面白くない。なんでこんな小説が売れているんだ。ベストセラーなのにつまらない作品じゃないか」

 こんな経験はありませんか?

 ベストセラーがベストセラーである理由はベストセラーだからです。売れているという実績と宣伝の効果です。

 それは違う。良い作品だから面白い小説だからベストセラーなんだよ。というご意見もあるでしょう。しかし先ほども述べたとおり、小説は読まないとどんな物語なのかわからない。良い小説だから面白い小説だから買うのか?読む前からその本が良い小説であるなんて誰にもわかりませんよね。

 無名の作家のある小説がベストセラーになるにあたって、著名な文学賞の受賞作品であることなどはアドバンテージになるでしょう。しかしそれもその事実を積極的に宣伝しないと世間に伝わらない。宣伝するのは誰か?その小説を出版する出版社です。小説が売れてくれないと会社の利益にならないし、宣伝・広告にかけた出費も回収できません。だから「良い小説です!面白いです!」と推す。推す側にとって良質な小説でも読んだ人それぞれに個性があって感性も違う。だから「ベストセラーなのに」という不満が生まれる。

 さまざまな媒体で開催されているコンテストの審査基準について思うところが多々ありますが…それはまたの機会に。

もっと宣伝しましょう!


 趣味で小説を書いている作家さんの中には、ご自分の作品を宣伝するのが恥ずかしいという人もいらっしゃいます。ですが、出版社の後ろ盾もサポートしてくれる担当編集者もいない個人を推してくれるのは自分だけです。作家本人である私やあなただけです。

 あなたにしか書けない物語を書いて公開したのはなぜですか?どこかの誰かに読んでもらうためですよね。できれば大勢の人に伝えたい。読んでもらいたい。ならばもっと宣伝するべきです。恥ずかしがっている場合ではありません。

 宣伝するのはあなたの作品のためなんです。せっかく生まれてきた作品を誰かに送り届けるためなのです。気づかれずに埋もれさせてしまうのは作品が可哀想ですから。


⭐️著名な作家先生の作品はそもそも作家へのファンが多いので今回の話(ベストセラーの件)は当てはまりません。まあ、そういう作家先生であっても面白くない小説はありますけれど(そう感じるのも人それぞれ…)。

次回は「気づいてもらう方法。表紙とタイトルを考えよう」です。



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