【大人の読書】奸計 少女秘書、優奈の受難 永井 亮 初期傑作選 (妄執文庫)
noteのFFの「永井亮@妄執文庫主宰、洗脳の教典作者」さまの著作です。
Amazon(Kindle)にて書かせていただいたレビューをここに掲載します。作品の表紙をスクショにてお借りしたことをお許しください。
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「冷徹にあくまでも冷酷にどこまでも残忍に」
★★★★★
恋愛要素の皆無な陵辱もの。ヒロインである十八歳のいたいけな女の子を穢して犯しつくし、それでだけは飽き足らずに彼女が生きてきた世界のすべてを破壊し奪う冷酷さはまさに鬼畜。
官能小説の老舗であるところのフラ◯ス書院様のラインナップに並んでいてもまったく遜色がない。
物語の舞台設定の記述は具体的でリアルだ。とてもわかりやすい。だからなおさらに、ヒロインの悲惨さと責め手側の鬼畜ぶりが際立つ。鬼畜な男たちに加担する鬼畜な女性たちがいることもこの物語に凄惨無残な華を添えている。
これほどまでに残忍な物語は私には到底描けないゆえに惹かれるものがある。
著者の他の作品に、この小説の可哀想なヒロインの後日談があるらしいが…可憐だった彼女がどこまで堕ちているのか、読むのが怖い。
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